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アリスの論理―不思議の国の英語を読む (生活人新書)
 
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アリスの論理―不思議の国の英語を読む (生活人新書) [新書]

宗宮 喜代子
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』が今でも多くの人の心を捉えて離さないのはどうしてなのでしょうか?その秘密は、アリスの世界を支配する独特の論理にありそうです。論理学者であったキャロルがアリス本に託した論理を、やさしく解き明かしてゆきます。

内容(「MARC」データベースより)

「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」が今でも多くの人の心を捉えて話さないのはどうして? その秘密は、アリスの世界を支配する独特の論理にあり! ルイス・キャロルがアリス本に託した論理を、やさしく解き明かす。

登録情報

  • 新書: 217ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/12)
  • ISBN-10: 4140882069
  • ISBN-13: 978-4140882061
  • 発売日: 2006/12
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 453,371位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 遊鬱 VINE™ メンバー
形式:新書
アリス(不思議の国、鏡の国)が人の心を惹きつけて離さないのはどうしてか?それはあまりにも不条理で魅力的なキャラクターであり、優れてそして普遍的たりえている社会風刺であり、一度は自分もいってみたいと夢想させる極めて不思議なリアリティを覚えさせる世界設定にある。

ただ、そのようなアリスの魅力がどのような論理に拠って支えられているか、特に著者のルイス=キャロルが論理学者であったというようなことを知らない人、あるいは言葉遊びの部分について日本語に訳されたものにしか触れたことがない人にはアリス世界をより深く享受することを可能にする、そんな一冊となっている。

古典論理と記号論理の狭間、固有名詞と普通名詞の違いや文脈によらない論理的な会話の違和を知ることが出来たとき、よりアリスが楽しめるようになっているはずです。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By no-hi
形式:新書
以前、原書の英語で、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を読もうとしたことがあった。

「ディズニーの映画にもなっているくらいだし、それほど難しくはないだろう」と思って読み始めたが、大間違い。

書いてあることの意味がわからず、途中で読むのをやめてしまった。

1865年にイギリスで書かれた本なので、言い回しが今の英語と異なるという部分はもちろんある。

だがそういう問題ではなく、語彙や表現が分かっても、文脈が全くつかめなかった。

アリスと登場するキャラクターの会話も何かおかしい・・・。

そのときは、「子供向けに見えて、実はものすごく難しい本」という印象しか残らなかった。

だが本書を読んで、やっとその理由がはっきりした。

答えは、キャロルが古典論理学者で、「古典論理とその矛盾」を基に、これらの本を書いたからだった。

本書では、『不思議の国のアリス』、そして続編の『鏡の国のアリス』を、古典論理の視点から読み解いていく。

意味のわからなかったアリスと登場人物の会話が、なぜわからないのか、なぜ意味をなさないのかがわかるようになる。

もともと『アリス』を好きな人も、「アリスの世界を支配する独特の論理」を理解することで、さら楽しめると思う。

ただ、本書の説明で「やさしく解き明かす」と書いてあるが、

語り口がやさしいだけで、内容はなかなか難しい。

まず古典論理学の考え方と、その矛盾(現実と一致しない)を大体でも理解しなければならない。

さらに、それがどうアリスに反映されているかは、本書に引用されているアリスの原文をある程度読めないと、理解できない部分もある。

著者はうまく説明していると思うが、「やさしく」読み流せるような本ではない。

英語のままではないとキャロルの意図が、きちんと理解できない部分が多い本だと思う。

日本語訳の不思議の国のアリスをまだ読んだことがないが、どう訳されているのか非常に気になってきた。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者は数理化前の形式論理学を「古典論理」と呼称しておられるようである。従って、数理化後の「古典論理の矛盾」が書いてあるのか、と思って読まれる向きには、期待外れに終わる本であろう。しかし、数理化前の形式論理学の限界を知るのには好個の書と言えるかも知れない。
なお、フレーゲ・ラッセル流の古典論理の限界に関しては、この著者の前著、『ルイス・キャロルの意味論』が示唆に富むので、是非ご一読を。
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