出版時点でアリアンロッド・サガのシリーズの中では最新の状況みたいですね。
最初のあらすじと年代記だけで10ページ近く割いてます。
サガシリーズだけでこれだけ歴史が進んだんだなあと思うと読者なりに感慨深いです。
物語は前巻でドランの中にまさかの竜輝石が、という伏線もありそれを軸に進みます。
ただデスマーチはあくまでメインストリームに大きく絡まないという路線なので他シリーズの無茶ぶりも終わった今かなりGMのはっちゃけ具合が所々垣間見えます。
もちろんツボを押さえたストーリーテリングも相変わらずに楽しく読ませてもらいました。
さて内容とは関係ないのですが他にも同時発売で2冊富士見書房からリプレイが発刊されております。
各著者にとってこの時期に刊行となると痛ましい震災の後という事で触れていいものか悩むことと思います。
単行本は今だけ読まれるものではなく後々に読まれる時に辛かった震災の事を思い出させる文章を書くことは娯楽本にとってプラスには成り得ないかもしれません。
それでもあえて前置きと後書きに震災について述べる田中信二先生の人柄の暖かさを感じました。