抱腹絶倒の新シリーズ!とか、大御所先生の御墨付き!みたいな宣伝文句につられて読んでみました。
この作者の前作世界観が、東西イロイロ混ざった濃ゆーいものだったのでちょっと心配だったのですが、今作は西洋風でスッキリ。タヌキ顔の日本の女子中学生が、友達をかばって?その世界に召喚されてしまい伝説の聖女として国を救わなければならなくなるお話です。
もちろん出てくる男性陣は、敵国の王弟、聖女絶対の騎士、謎多き教会博士などなど美形を揃え、いかにもこれから逆ハー、来い!って感じです。しかし、いかんせん主人公が14歳なので、愛だの「俺のもの」だのが出てくるとおかしな風に見えてしまう・・・(主人公もせまられて「ロリコン!」って叫んでましたが)。あ、逆に恋愛色を薄める狙いの設定なのかな?。
読み終えてみると、主人公の言動なんかはマシンガン的で面白かったけど、抱腹絶倒って、どこら辺の事だったんだろう?。空気を読まない騎士様か?俺様な王弟か?、S傾向の教会博士?、ツンな騎士見習い?。登場人物達の掛け合いにも、そこまでの突き抜けたパワーは感じなかったんだけれど。もっとコメディを期待しちゃってたけど、結構王道なファンタジーでした。ちゃんと展開のお約束を守ったストーリーは、裏切りあり、過去世のしがらみあり・・・。
主人公も彼女=聖女なんて単純な話ではなく、ここからして危うい。アオリの期待とは違ったけれど、次の展開が気になるお話でした。