この作品の評価はジョン・ウェインが監督として主演しているところを
どう観るかに尽きる。
監督兼任ということで、これまでの作品に比べると活躍度が低くなっている。
その分、リチャード・ウィドマーク、ローレンス・ハーベイがかなり目立って
いるのがわかる。全体的には、実際の戦地の近くで撮影される凝りようで、
リアルさを追求している拘りだ。
最後の壮絶な戦いを期待しているせいか、イマイチ迫力にかけるところもあるが、
その原因のひとつに、サンタ・アナ軍の兵士達(エキストラの皆さん)の
覇気のなさにあるように感じた。もし、黒澤明監督であれば、何度も撮り直しに
なったでしょうね。
ラストシーンで次々に倒されていくシーンは、クロケット(ジョン・ウェイン)は
あまりにも呆気なかったが、ボウイ(ウィッドマーク)は見事な演技でした。
アルゼンチン出身のリンダ・クリスタルはウェインに見込まれての抜擢だった。
それから、西部劇には欠かせない助演男優のハンク・ワーデンはウェインとは
計14本に共演している旧知の仲。
この作品は決してアメリカの戦いを正当化するためではなく、両軍が正々堂々と
戦ったというところを強調している狙いがある。特にメキシコ人に対しては
敵という以上に敬意を持って撮られているのが理解できた。