革の優しい心と温かい涙に触れ、己の非を認めた鞘ツツガ。革とコトハは、ツツガの劍神の力を得て、元盗賊の少年カナテ、ギンチと共に流刑島ガトヤを出る。秘女王を救うため都を目指す革たちの前で繰り広げられる、カンナギとアカチ、十二神鞘同士の戦い。巻き込まれる罪なき人々の死に様を見て、恐怖を押さえ込み、強敵アカチに挑む革だったが、鞘の生命を奪い、劍神に取り込むことが、革自身が生き残る唯一の道なのだと嘲笑されて苦悩する。
しかしその直後、これまで謎だった革の劍神の名が明かされ、革にしかできない、新たな道が示される……!
「なにが『大王』だッ!! そんなもん手に入れる価値もねえッ!!」
第25話での革の怒号は、未だ愚劣な権力争いから抜け出せない私たちの世界への悲痛なメッセージです。権力よりも頂点よりも、富と名声よりも力よりも、平和と生命こそが大切なのだと。読めば間違いなく魂が揺さぶられる第三巻です!