登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アメリカの社会革命,
By 白河夜舟 (東京都国立市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アメリカ黒人の歴史 新版 (岩波新書) (新書)
アメリカの黒人問題は奴隷貿易に始り、奴隷制度に拠って立った新興国アメリカの経済建設、南北戦争、そしてその間を縫って続けられてきたほとんど絶望的な奴隷自身による自己解放の歴史である。それはアメリカの社会心理の基底に居座っており今日に続く人種差別の歴史であり現実である。その意味で「アメリカ黒人の歴史」は振り返って一望できるような歴史ではなく、むしろ現実のさなかにこそ存在する課題である。それは船底に積み込まれた貿易商品であり、法律上も「動産」にすぎなかった被支配人種の人間性の復活運動として独特の性格を持っている。黒人の開放をアメリカの独立革命に続く第二の革命と位置づける史観は注目すべきである。問題がこのように複雑かつ多岐にわたる以上、そしてこの「白人の重荷」をめぐる観点がいまだ不定である以上、新書一冊で「アメリカ黒人の歴史」を書き上げるのは至難の業である。しかし読者としては簡便な一冊も欲しい。本書はそのような需要に応える十分に目配りの利いた一冊だと思う。アメリカの黒人による公民権闘争をわれわれの多くはアメリカの国内問題として断片的な新聞記事として読んでいたにすぎない。そこに現われていた運動家たちの勇気には今さらながら驚かざるをえない。法律を捻じ曲げ、暴徒を放置して彼らに刃向かう反動勢力の抵抗も執拗でまた凄まじい。そこに9・11以降のアメリカのユニラテラリズムを見る思いをする読者も少なくないことだろう。
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
悲劇と矛盾がよく分かる,
By
レビュー対象商品: アメリカ黒人の歴史 新版 (岩波新書) (新書)
かなり読みやすい本です。共和党と民主党が、奴隷制に対し、それぞれどんな立場をとっていたかがかなり詳しく書いてあります。これは、現在のアメリカ政治情勢を理解するにも参考になりますね。 また、I have a dream の演説で有名な、バスボイコットから始まる黒人革命のこともかなり詳しく書いてあります。 まあ、新書なので、詳しいと言っても、教養的に理解するのにちょうど良いというだけですが、反面、あまり時間をかけずに、理解するには、かなり優れた本だと思います。
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
淡々と史実が並ぶのみにもかかわらず,
By しじみがい (奈良県生駒市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アメリカ黒人の歴史 新版 (岩波新書) (新書)
タイトルどおりアメリカ黒人の歴史が,淡々と通時的に並べられる。にもかかわらず,出てくることすべてがあまりにもあまりなので,なにかしら強いものが心に届く。 アメリカ黒人史の骨格は本書で一通りわかるだろう。欲を言えば,著者ならではの観点からの切り込みがあれば,なお有意義だった。特に,最近については,数字の羅列にとどまっており,その背後をもう少し語ってもらいたかった。 が,新書というフォーマットとしては,このあっさりさのほうが逆に良かったかも。多くの人に読んでもらいたい1冊。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|