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本書では、米国ハーバード大学系の名門病院であるマサチューセッツ総合病院に勤める著者が、米国医療界に発生した事件をライブ感覚で伝えながら、現代医療の問題群の核心に迫っていきます。
本書の各章には、激変の時代を生きる医療者、患者、企業家、政治家らの演ずるドラマが、絶妙の筆致で綴られており、読者はその文章に自然と引き込まれてい くことでしょう。本書の元となった同名の連載(「週刊医学界新聞」医学書院刊)には、読者から共感を示す多くの声が寄せられており、まさに待望の単行本化 と言えます。連載時原稿に大幅な加筆が行なわれている他、「週刊医学界新聞」には未掲載の「マネジドケアと米国薬剤マーケット」、「米国医療周辺事情」を 収載しています。
家族に医療過誤事故の経験を持つ著者は、日本の医療を改善するため、ある種の「使命感」を持って本著作に取り組んだと いいます。 ●「患者-医師(医療者)関係」および、それを支える仕組み ● 医療の「透明性」と「説明責任」 さまざまな題材を通じて、これらの重要性を繰り返し訴える本書は、「医療はどう変わらなければならないのか」という貴重な示唆にあふれています。21世 紀のわが国の医療が進むべき道を考えさせられる本であり、すべての医療者、そして医療の受け手である一般市民の方々にも、ぜひご一読いただきたい1冊で す。
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例えば「・・・『誤りを犯してはならない』というドグマはまた『誤りを認めるのは恥辱である』という医療界の悪しき風習の精神的土壌を作り出すもととなった」「医療の現場に限らず、ひとたびコンピュータに入れられプリントアウトされたりした情報はいかにも『正しく』見え、人々の判断を誤らす傾向がある」など。
医療によらず犯しそうな誤りを、医療においては発生すべきでない、という心理の狭間を的確に捉えている。
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