登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
褒めるところは褒め、けなすところはけなす。オリジナル版監督としての矜持が小気味良い,
By
レビュー対象商品: アメリカ人が作った「Shall we dance?」 (単行本)
映画監督・周防正行が自作「Shall we ダンス?」のハリウッドでのリメイク版製作の顛末を追ったノンフィクション。前作「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」(太田出版/文春文庫)の続編です。オリジナル版とリメイク版のストーリー展開を仔細に比べた終盤は秀逸です。日米間のダンスや夫婦をめぐる文化の違いをどのように描きわけているのか、周防監督ならではの比較論は読ませます。 リチャード・ギアが映画の終盤でバラの花を一輪買ってある場所へ出向くというのはリメイク版にのみ登場する場面ですが、著者はこれを「圧倒的にアメリカ映画だった」と評しています。実はこの場面を私も、そして一緒に観にいった友人もポロポロ涙を流しながら見ました。そう、確かにあれはオリジナル版にはない、とってもアメリカ的な美しいシーンでした。 一方で監督はアメリカの横暴ぶりには激しい怒りを向けます。リメイク版はオリジナル版の全英選手権の映像を、無断使用して事後承諾を求めてくるのです。日本映画がハリウッド映画のカットを断りもなく使って事後承諾を求めたりすれば莫大な使用料を請求してくるくせに、その逆は許されるはずがないと、周防監督は本気で怒ります。 ワールド・プレミアで監督と妻・草刈民代が交わした夫婦の会話、そしてオリジナル版の全米公開の端緒を作った交渉人エイミーのスピーチなど、本書は心震わすエピソードが満載です。日米比較論として読むも良し、国を越えた人間同士の心の交流を描いたエッセイとして読むも良し。大変充実した読書体験を与えてくれる一冊です。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リメイク版がどのようにつくられたかよくわかります,
By
レビュー対象商品: アメリカ人が作った「Shall we dance?」 (単行本)
リメイク版のShall we ダンス?が、どのようにつくられたか、詳細に書いてあり、映画作りの苦労や、日米の作成方法の違いが分かり、大変面白い。写真が豊富に使われている点がよいと思った。オリジナル版の監督として、リメイク版のコメントを書くべきかどうか、迷ったと思うが、読み手とすれば、ここの部分が一番面白かった。映画を作る側が、どのようなことを考えて作成しているか、どのような計算をしているか、よくわかる。 ちなみに、結構本格的にボールルームダンスをやった者から見ると、ちらっと著者が書いているように、競技会シーンのダンスはオリジナル版の方が、レベルが上だと感じた。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
オリジナルの監督が引いた視線でリメイクをみる,
By
レビュー対象商品: アメリカ人が作った「Shall we dance?」 (単行本)
前作に当るアメリカを行く(416765606X)と比べるとオリジナルの映画を作ってからかなりの年月が経ったこともあり周防監督のテンションはずいぶん低い。リメイクに対する姿勢もオリジナルを尊重したものなので、監督を驚かせるような傑作にも、怒らせるような駄作にもならず、そこそこのものができると感じていたのだろう。実際出来上がったものもそういうものだった。周防監督を怒らせる場面があることにはあるが全体としてはあっさりしている。草刈民代が泣く場面や「アメリカを行く」に出てくるオリジナルを買い付けたエイミーのスピーチがハイライト。この時点でエイミーを初めとしたオリジナルのアメリカ公開にかかわったほとんどの人物がミラマックスを辞めている。その後にワインスタイン兄弟もミラマックスを辞め、新会社を設立。そしてついに周防監督の「それでもボクはやってない」が公開と時の流れを感じる。でもミュージカル化はありそうだ。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|