BLACK FLAG,MINOR THREAT,BAD BRAINS,CIRCLE JERKS,D.O.A.等々の短いながらもパフォーマンスの映像を絡めてインタヴューで当時のシーンを振り返る。
NO WAVEの連中とは近いようでかなり違っている。(こちらのほうが、より訴えたいことが明確なためか、演奏はかなり達者だし、聴くに堪えるものだ。)
むしろHIP HOPのシーンに近いような気もするが、こちらの方がより洒落が通用しない感じがする。
ロンドンパンクの連中ともチョッと違う。
アメリカン・ハードコアシーンの根にあるのは社会への不満と怒り、自分が生きるための最後の望みを得ようと必死にもがく若いエモーショナルな感情だ。
そこにファッションの入る隙は無い。音はより暴力的にそして盛り上がる感情を抑えきれずに実際に暴力を振るってしまう。
やる方もやる方なら客も客だ。
嬉々として過去の犯罪を話す輩もあらわれ、被害者のことを考えれば全面的に肯定はしないが、フラストレーションのはけ口としてのそれらの行動は全く理解できないわけではない。
なんとなくフィンチャーの「ファイト・クラブ」も思い起こさせる。
彼らの言葉には当事者としての説得力もあり、今残ってるパフォーマンスの一端は非常に魅力的であった。