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アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪
 
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アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪 [単行本]

藤永 茂
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界史上、「アメリカ」という試みは、一つの巨大な間違いではなかったか。ブッシュのアメリカが「逸脱」していたのではなく、建国以来230年余、アメリカにデモクラシーなど存在しなかった。インディアン虐殺と黒人奴隷制のトラウマをつぶさに検証する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤永 茂
1926年満州国長春生まれ。九州大学理学部物理学科卒。1968年からカナダのアルバータ大学教授、現在同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 260ページ
  • 出版社: 三交社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4879195979
  • ISBN-13: 978-4879195975
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By つくしん坊 トップ500レビュアー
形式:単行本
 この本は、アメリカの建国以来の歴史をたどりながら、「民主主義国家のリーダーとしてのアメリカ」という「幻想」を打ち砕く本である。具体的には、例えば、

・アメリカの建国以来の二つの原罪である、「インディアンの土地略奪と虐殺」、「黒人奴隷制」は、現在に至るまでアメリカ人のトラウマとして、潜在意識に沈潜している。

・「アメリカン・ドリーム」とは、最下層のヨーロッパ人が、新大陸に来ればインディアンの土地を略奪することで土地持ちなれるという上昇志向を意味し、インディアンにとっては悪夢でしかない。

・独立宣言は、すべての人々の平等や、人権、自由、幸福の追求などを謳い上げ、アメリカの道義性の根幹とされているが、インディアンや黒人奴隷は対象外である。この欺瞞は建国から現在に至るまで続いている。

・アメリカが、下層の国民の意見も反映するという意味での「民主主義」国家であったことは一度もない。アメリカは、一貫して最富裕層の寡頭支配である。

・共和党と民主党は、最富裕層(金持党)の2つの派閥に過ぎない。「建国の神話」を信じている点では本質的に同じである。

・ジョージ・ブッシュ大統領は、任期末期には大変な不人気だったが、建国以来の歴史から見ると特別例外的な考え方という訳ではない。

・オバマはブッシュからの「チェンジ」を掲げて大統領に選ばれたが、実は早い時期から、アメリカを支配する最富裕層から次期大統領として目を付けられ、支援されていた。軍事や財務関連にブッシュ時代の閣僚を引き継いだことからも、「ノー・チェンジ」になることは予測されていた。実際、イラク・アフガニスタン派兵、金融危機への対応、医療改革など、いずれも最富裕層(ウォールストリート)の意向通りである。

 本書は、マスコミが絶対に伝えない、「アメリカの本質」についての多くのヒントを提供している。また、アメリカを毒している「新植民地主義」(別名グローバリズム)がアメリカだけの問題ではなく、日本や日本人にとっても深刻な問題であることを示唆している。
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形式:単行本
広く多くの人々に読んでもらいたい本です。随分昔に藤永氏のアメリカインディアン悲史を読み、アメリカの歴史について強い怒りを覚えました。最近著者の本が出版されているのを知り、急いで購入し夢中で読みました。改めて怒りと不快感で一杯になりました。この本ではもっと深くアメリカというものを理解させてくれます。悲しいまでの白人至上主義、だからこそそれを隠すためのオバマ大統領誕生。がしかし未来永劫変わることがないであろう、アメリカインディアンの悲劇。日本の政治家はこの本を熟読して、アメリカとの外交に望んで欲しいものです。 「闇の奥」の奥とあわせて読むことをお薦めします。
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形式:単行本
マスコミが無視している西欧文明の暗部を示す 著者のブログ「私の闇の奥」でこの本を知った。

建国の当初から本音と建前を使い分けてきたアメリカは、インディアン、黒人を多数犠牲にして国力を増強してきた。その負い目は、アメリカ人自身が感じているようだ。

この本で、アメリカが民主主義と自由の国というのは建前であることが分かる。
同盟国(むしろ属国)である日本を飛び越えて全体主義国家、階級社会の中国に近づくということも、体質が似ているということで理解できる。

グローバリズムはアメリカの利益を追求する上での自分に都合の良い看板に過ぎない。
マスコミによって刷り込まれた常識を見直し、アメリカについての真実を知る良書であると思う。
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