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アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所
 
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アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所 [単行本]

渡辺 靖
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所 + アメリカン・デモクラシーの逆説 (岩波新書)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ディズニーから刑務所まで----。国家と個人が衝突する「コミュニティ」こそが、アメリカ現代社会を映す鏡だ。デビュー作『アフター・アメリカ』が高く評価された、注目のアメリカ研究者による、アメリカの「根拠」を問う力作!

内容(「BOOK」データベースより)

原理主義、超高級住宅街、巨大教会など、九つのコミュニティの今日的状況を探りながら、アメリカ現代社会を読み解く。多様性を象徴し、内側から社会を支えるコミュニティこそが、アメリカ社会の核である。自らに足払いをかけながら、永遠に革命を続けるアメリカの力の秘密に迫る。

登録情報

  • 単行本: 252ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/11)
  • ISBN-10: 410306031X
  • ISBN-13: 978-4103060314
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
アメリカといえば「多様性」という枕言葉がついて回るところ、9つの種々多彩な「コミュニティ」訪問の体験を経て、筆者はそれをより具体的に、「アメリカは○○であるという」定義づけを常に拒む「カウンター・ディスコース」(対抗言説)の存在であると喝破する。本書を読んで、(近時かなり凋落気味であるとはいえ)かの国のダイナミズムがよくも悪くもこのような対抗精神(spirit of counter-discourse)に支えられていることがよくでき、大変参考になった。(また、そうした対抗言説が、市場主義の論理に対するいわば「立ち位置」の問題に帰着することもよく理解できた。)翻ってわが国を見れば、そのような対抗言説が各所で生まれているようにも見えず、逆に人口的にも国富的にも東京への一極集中が進もうとしている。アメリカも生き難いが、日本はもっと生き難い。どこかにバランスのとれた中庸の国はないものか・・・(一点、筆者の誠実かつ真摯な分析は好感がもてるものの、その反面、読みやすさという点では欲を云えば叙述に今一つ工夫が必要であるように感じた。残念だが、その分一星ダウン。)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自由と勇気に満ち溢れたアメリカ娯楽映画を見て、それがアメリカだと思って渡米するととんでもないことになる。アメリカ娯楽映画が徹底的に自由と勇気とにこだわるのは、彼ら自身、それらに飢えているからに他ならない。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bibliothekar トップ1000レビュアー
形式:単行本
 文化人類学的フィールドワークによるアメリカのコミュニティ論から得られた知見から、アメリカ社会が共有する多様性と復元力の根源を解き明かした労作。アメリカ社会に住んだ経験があるものには、社会の中でお互いの意見を実によく聞いくれる姿勢に感心する。そして、厳しい対論を聞かされることもあろう。いずれにしても、安易な同調がない代わりに、互いの意見を尊重する姿勢が民主的で対等である一方で、職業的内部社会でのヒエラルキーは峻別され、与えられる権力(職権)にも大差がある。
 こうしたアメリカの社会構造的差異を含めて、アメリカ社会がもつ多様性と9の共同体(コミュニティ)調査で実証的に分析した労作。最初はアーミッシュに似た宗教共同体ブルダホフを舞台に始まり、最後はブルダホフが反対する死刑廃止論の対極のテキサスのハンツビル(刑務所)の街の描写で終わる。扱われる共同体(コミュニティ)は様々で面白く、アメリカ社会が如何に多様かを活写している。国土の広さとそこに住む住民の多様性が、似た産業の街であれ、全く違った様相を呈しているのが、普通だ。その現実を見事に描き出しているといえる。
 最終章で、アメリカの特性である「復元力」を論証するに当たって、各章で時々顔を出していた分析要因「カウンター・ディスコース」を構造的に説明することで、全体に統一性を与える見事な説明で締めくくる。ここは流石に学的精緻さがみなぎっている。一般者読者向けに書かれた作品だが、立派な文化人類学ノートとなり得ている。楽しく読め、知的にスリリング。
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