青春時代と旧き佳き時代の終焉を重ねて描いた青春映画の傑作です。青春群像劇の典型とも言えるのではないでしょうか。
高校を卒業し、人生の岐路に立たされた若者達が主人公。出演者は、「ジョーズ」「オールウェイズ」等のリチャード・ドレイファス(若い!!)、「アポロ13」等の監督としても有名なロン・ハワードの他、人気が出る前のハリソン・フォードも脇役で出ています。
高校卒業を間近に控え、子供ではいれなくなった少年たちと、1960年代に突入してベトナム戦争が始まり、豊かさを追い求めた1950年代の夢から醒めざるをえない状況となったアメリカの姿が重なり、胸を締め付けられるような切なさを感じさせます。古き良き時代の昔話と侮るなかれ。だれもが大人になる時に感じる切ない想いを見事に思い出させてくれます。子供の心をどこかに置き忘れて来た大人にこそ見てもらいたい作品です。
あえて一番最後に書きますが、この映画のサントラは、サントラ史上10位以内に入るのは確実の名盤です。全編オールディーズの名曲で構成されています。いつも映画よりもサントラが話題になるので、今さらあえて語る必要もないのですが、「アメリカングラフィティ」を語る上で欠かす事のできないファクターです。持っていない人はとりあえず買っておかないと大損しますよ!