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アメリカはなぜ嫌われるのか (ちくま新書)
 
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アメリカはなぜ嫌われるのか (ちくま新書) [新書]

桜井 哲夫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界史の例外のようにふるまう巨大国家を、思想はどう語ってきたか。新しいアメリカ原論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

桜井 哲夫
1949年栃木県生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)博士課程修了。現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。専攻は近・現代社会史、現代社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 213ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2002/03)
  • ISBN-10: 4480059350
  • ISBN-13: 978-4480059352
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 899,668位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本を正確に述べるのなら”なぜ嫌われるのか”というのは相応しくないに違いない。むしろ”なぜアメリカはこのように見られるのか、なぜこのようであるのか”に重点を置いた本である。この本で著者はまずグローバリズムはどこからやって来るのかを述べ、次にアドルノを中心とした海外からアメリカへやって来た学者の言葉からアメリカを観察し、次に小田実のアメリカに対する視点を振り返り、江藤淳のアメリカに対する”屈辱感”など、日本人のアメリカ観について紐解いていく。そして最後にアメリカ中心のグローバリズムがどうなっていくかを考察するのである。全体的にわかりやすい文体で簡潔に仕上がっている。そして数々の人物の言葉も適切に使われている。しかし、そのためか著者自身の視点というものが希薄であるように感じてしまう。アメリカと対等になるならばより日本に近いヨーロッパのように地域同盟をアジアと結ぶべきと述べるもの、ヨーロッパとアジアの差異が考察された上での記述ではないので、いささか違和感を覚えざるを得ない。そしてアジア諸国と侵略の清算をせよと述べるのだが、常識の範囲と言った感じで片付けられ、論理構成が飛躍している。最後にアニメや漫画が卑屈さを解決するキーのひとつだと述べるのだが、突然の主張であるといった印象を免れ得ない。しかし、全体的に上手く構成されているのでアメリカに対する一定の視点を得る事が出来るだろう。
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10 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本のタイトル「アメリカはなぜ嫌われるか」という本が今、この時期に発売されているのを見かけるとすれば、2001年9月のテロの問題や、近年
のグローバリズム、アメリカ的価値観の暴走がいかにして世界を飲み込みそこにどのような矛盾を抱えたかというストーリーを勝手ながら想像
した。しかし、この書はそうした方向の書物ではないようである。

また、「アメリカはなぜ嫌われるか」というタイトルの試みをこの書の中で達成していたかと問われると、読後の感想では甚だ疑問に思う点が
多い。
内容も、多くが他者の文献の引用で、参考文献もマルクスやヴェーバーを筆頭に日本人の資料を含めて見ても『岩波書店』『大月書店』『朝日新聞』辺りで過去に語られてきた域を大きく出る物ではなかった。

やや難解であろうし、応用するには中途半端になってしまいどういう読者層を想定しているのかが分かりにくいのも難点か。
以上の点から、個人的にはあまり高い評価は付けられなかった。あくまで価値観は様々でしょうから、購入の際の参考程度に見ておいて下さい。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By wad
形式:新書
ヨーロッパと日本の主な反米思想(およびその最新の進化形態としてのグローバリズム)を紹介しているハンディな本ではあるが、大部分が他人の書いた本からの引用から成り立っている安易なカタログ本でもある。「カルチュラル・スタディ」の文脈で取り上げられることの多いヨーロッパの知識人、そして「日本人論」の文脈で論じられる通俗的な日米文化論の著作家の本にひととおり馴染みのある人にとっては、新しい発見がないだけでなく、資料の偏りと著者のコメントの底の浅さが苛立たしく感じられるだろう。

そのようなトピックについての知識がまったくない人にとっては、雑多な情報を手軽に得られるという利点があるかもしれない。しかし、本書の内容は(日本の)反米リベラルの側に大きく偏っているので、できればもう少しバランスのとれた別の本を読むことをお勧めする。

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