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アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
 
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アメリカの鱒釣り (新潮文庫) [文庫]

リチャード ブローティガン , Richard Brautigan , 藤本 和子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 578 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二つの墓地のあいだを、墓場クリークが流れていた。いい鱒がたくさんいて、夏の日の葬送行列のようにゆるやかに流れていた。―涼やかで苦みのある笑いと、神話めいた深い静けさ。街に、自然に、そして歴史のただなかに、失われた“アメリカの鱒釣り”の姿を探す47の物語。大仰さを一切遠ざけた軽やかなことばで、まったく新しいアメリカ文学を打ちたてたブローティガンの最高傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ブローティガン,リチャード
1935年ワシントン州タコマ生まれ。’56年、ケルアック、ギンズバーグらビート・ジェネレーションの作家が集うサンフランシスコへ。だが彼らとは一線を画し、7年におよぶ長い詩作の時間をすごす。’60年代はじめ、初の小説『アメリカの鱒釣り』を執筆。’84年、ピストル自殺

藤本 和子
1939年東京生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 268ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/07)
  • ISBN-10: 4102147020
  • ISBN-13: 978-4102147023
  • 発売日: 2005/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山科のうし トップ1000レビュアー
形式:文庫
 カルト的な人気を誇るブローティガン。その人気は何なのだろう?という疑問は本書でぶっ飛んだ。前に『愛のゆくえ』を読んだときには、なんか変な話と思っただけだった。だからこの本を読んで本当に驚いた。
 『愛のゆくえ』のような、一風変わった内容の、しかし普通の小説か、と思っていたら、これは形式も内容もまるで変わっている。なるほど取り付かれる人たちがいるのはよくわかる。もちろん翻訳者(藤本和子)の腕のせいでもある。解説の柴田元幸は、これを「翻訳史上の革命的事件だった」と言っている。
 最初の数ページの「銅像は大理石語でいうのだ」とか「『アメリカの鱒釣り』の表紙に午後5時が訪れるころ」なんていう表現に浸ってしまう。原文はどうなっているのか、ちょっと興味もわく。
 詳しい註や長いあとがきも訳者の思い入れを感じさせるし、そうした点もいい本だ。とても気持ちよく読める。 柴田元幸が、非常に優れているとほめる「あとがき」。前半は自分の話なのに、小説がまだ続いているかと思わせるような見事なブローティガン調。こういうタレントが存在するということは喜ばしいことだ。後半は一転、見事なブローティガン論で、あとがきというよりほとんど論文。やはり優れた人なのだと頷く。
 「文庫版へのあとがき」も、いい意味での歳月を感じさせて味があった。
 ブローティガンを最初に、あるいは1冊だけ読むなら『アメリカの鱒釣り』と書いてあるが、まったく同感(他はあまり知らなくてもそう思ってしまう)。
 この小説についての批評では、悲痛なものとして読むべき、といったかなり難しいことも言われているらしいが、あまり当たっていないという藤本さんの意見は正しいと感じた。私自身も何も考えずに読んだし、基本的に楽しんで読む本だろうと思う。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
海外文学は難しい。
作者との相性はもちろん、文化的フィルター、訳のフィルターがかかるからだ。
その点からすると、この本はまさに稀有な例と言っていい。
作者と訳者の相性がばつぐんに良いのである。

それは、後ろの注釈にも現れている。
普通、注釈は辞書のようなつまらなさだが、この本の場合は注釈だっておもしろい。
この「ユーモラスさ」が、ブローティガンの作風と実によく合っているのだと思う。

読むかどうかを迷っているのなら、注釈と「木を叩いて―その2」をぱらぱらとめくるのをおすすめする。
こうした、少し人を食ったようなユーモアが気に入るのなら、きっと楽しんで読めるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ちょいとアメリカ文学ってどんなもんか読んでみようかな?という軽めのノリで読むとかなり難解かもしれません。いわゆるアメリカ人というものを、鱒や、鱒釣りに関することに比喩して描いたものですが、言語破壊的に綴っている部分もあります。たとえばですが、バロウズを読んだことがある方ならそのへんは抵抗が少ないかもしれません。

しかし、名訳とおもいます(原著をよんだことないので無責任な発言です)多分、英語が相当堪能でもなにいってんだかキャッチするのはむずかしいのでは?とおもいますね。訳者に感謝したいです。

わけわからんと感じられる方は、ケルアックとかバロウズとかあたってから、読んだ方がいいように思います。

時代がわからないことには、なにがいいたいのか(私にはいいたいことなんてひとつもない、という形の廃退をしている場合もあります)わからないかもしれません。

傑作です。よんでよかったとおもいます。
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