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アメリカの環境保護運動 (岩波新書)
 
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アメリカの環境保護運動 (岩波新書) [新書]

岡島 成行
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

開拓精神に彩られたアメリカの歴史は,自然破壊の歴史でもあった.だが,それゆえに早くから自然保護の思想が芽生え,現代の活発な環境保護運動へとつながっていく.しばしば政治の場で闘い,幅広いネットワークを生かすこの国の多様な運動のスタイルと,それを支える自然観を,大小の市民グループへのインタヴューもまじえて報告する.

内容(「BOOK」データベースより)

開拓精神に彩られたアメリカの歴史は、自然破壊の歴史でもあった。だが、それゆえに早くから自然保護の思想が芽生え、現代の活発な環境保護運動へとつながっていく。しばしば政治の場で闘い、幅広いネットワークを生かすこの国の多様な運動のスタイルと、それを支える自然観を、大小の市民グループへのインタヴューもまじえて紹介する。

登録情報

  • 新書: 233ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1990/10/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004301424
  • ISBN-13: 978-4004301424
  • 発売日: 1990/10/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 439,047位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 著者は読売新聞の記者。環境や資源の問題を専門としている。アメリカに留学して環境史を学んだ経験も。
 本書は、アメリカの環境保護運動の歴史について、全体を概観した書物。広く浅くという本だが、時代ごとの特徴が明確に示されており、初学者には重宝されるのではないか。
 19世紀のソローやミュアから説き起こされ、国立公園の誕生、市民団体の興隆、公害問題、国際化など、現代までが取り上げられている。人物を中心に見ていくというスタイルだが、時代背景や「アメリカ的」なものの考え方などにも言及があり、総合的に理解できるようになっている。
 アメリカの環境保護運動は、政府ではなく市民が中心になっている。これは重要なポイントだ。どうしてそんなことが可能なのか、日本の環境保護運動に足りないものは何か。そのあたりにも踏み込んで説明してくれるのが嬉しい。
 ただ、言及が足りない点、分析として物足りない部分が、あちこちにあった。まあ、新書というスタイルだし、概説なので仕方ないか。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 1944年に生まれ、読売新聞社の環境問題担当記者となり、シアトルのワシントン州立大学客員研究員として環境史を学んだ、日本山岳会自然保護委員が、自戒と日本の環境保護運動へのエールを込めて1990年に刊行した、18〜20世紀の米国白人による環境保護運動史に関する新書本(あとがき参照)。「新大陸」で開拓を進めていった白人は、大自然との格闘の中で徐々に自然保護思想をも発展させていく。19世紀前半のロマン主義的な自然保護思想の後、19世紀後半に市民団体の活動が活発化し、国立公園を成立させる原動力となる。1920年代には市民団体の成長により経営の必要性が生じ、50年代には相互の提携とメディア戦略が始まった。また1930年代には文明の基盤としての「原生自然」という思想も提唱され、生態学の発展と相俟って、公害と環境破壊が問題化した1960〜70年代には国内自然保護運動は地球環境保護運動へと発展する。その過程で環境問題は社会の広範な層の関心事となり、学際的な研究も進んだ。1980年代には、国内のマイノリティーとの連携や、「負債と自然との交換」や日本への支部設置のような国際活動の展開、コンピューターによるネットワークづくり、ソ連との協調の中での環境問題のクローズ・アップといった新たな展開が見られた。以上のような流れを踏まえた上で、著者は世界のさまざまな自然観の研究や日本での環境教育の必要性を提唱している。本書から分かることとしては、第一に自然との共生と開発(自然との格闘)とを二項対立的に把える思考(よくある文明論)の問題性、第二に外部の金持ち主体の環境保護理念と地元のより下の層が主体の開発志向との折り合いをつける必要、第三に資金と幅広い専門知識をもつスタッフと全国的なネットワークと戦略的思考を備えた民間団体の重要性等が挙げられる。有名な民間団体の成り立ちがわかるのも興味深い。
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