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アメリカの世界戦略―戦争はどう利用されるのか (中公新書)
 
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アメリカの世界戦略―戦争はどう利用されるのか (中公新書) [新書]

菅 英輝
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇三年三月、ブッシュ政権は対イラク戦争に踏み切った。世界の平和と安全を説く国がなぜ先制攻撃を仕掛けるのか。そこには、冷戦終結後、EUと中国の挑戦を受けるなか、圧倒的な経済力と軍事力をもとに世界一極支配を目指すアメリカの戦略がある。本書では朝鮮戦争からヴェトナム戦争、そして「ブッシュの戦争」に至るアメリカ式戦争の特徴と問題点を、政策決定者たちの証言を交えて分析し、「帝国」の今後を展望する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

菅 英輝
1942年(昭和17年)、熊本県玉名市に生まれる。オレゴン大学政治学科卒業、ポートランド大学大学院政治学修士課程修了、コネチカット大学大学院博士課程修了。法学博士(一橋大学)。北九州大学外国語学部助教授、同教授を経て、九州大学大学院比較社会文化研究院教授。現在、西南女学院大学教授。専攻、アメリカ政治外交論、国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 238ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/03)
  • ISBN-10: 4121019377
  • ISBN-13: 978-4121019370
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 17 x 11.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
朝鮮戦争以来の歴代政権を見ながらなぜアメリカはしばしば武力で問題を解決しようとするのか解明する。しかし結論としては単純である。その時々で理由は違うが最終的にはアメリカはほとんど確実に武力に訴えると言うことである。このロジックはリベラル派の大統領でも逃れることはできない。

例えばジョンソンは国内の差別をなくすと言う目標を持ち、それはある程度達成できたがそのための手段である政権維持にはベトナムの介入が必要であった。これは朝鮮戦争で確立した資本主義対共産主義という命題にジョンソンが拘束されたせいだと著者は分析する。

また協調外交に努めたクリントンも2期目にはユーゴ扮装を介入せざるを得なくなった。これはヨーロッパの問題をEU内で解決できなかったせいである。この限りにおいて覇権安定論は一定の説得力を持っていたと言える。

そして財界の意向も忘れてはならない。アメリカの企業は日本、中国、EU、中東諸国と言ったアメリカの経済支配を脅かす存在には自国を操ってでも攻撃する。国内でたびたび反戦運動が起きることを考えるとアメリカの介入を最も望んでいるのは彼ら大企業集団かもしれない。
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By ホンマスくん トップ1000レビュアー
形式:新書
まず本書は、ヘゲモニー、デタント、ガバナンスといった語句の意味がスラスラと理解でき、アメリカや国際問題の歴史や知識が蓄積されている人でないと、ほとんど理解できないと思います。

文章自体は平易ですが、文章構成や語句の言い回しが学者特有の論文形式のためにとてもわかりづらく、一般人向けではないと思います。新書ですが中身は100%研究論文です。頁数の少ない新書なのに末尾に掲載された引用文献先がものすごい量です。

本書はあちこちの文献や資料を引用し、それを整理し列挙しているだけの内容でしたので、私は読書中、筆者がいったい何を強く訴えたいのかほとんどわかりませんでした。湾岸戦争、イラク戦争を主導したウォルフォウッツらネオコン達に関しても、新聞を読んでいる人なら誰でも知っているようなまとめ方でした。

本書には、「アメリカ世界戦略の研究」、または「アメリカ世界戦略の一考察」といった題名が妥当だと思います。新書としては星一つです。
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形式:新書
 アメリカの世界戦略については、日々、報道等を通じてそれなりに理解しているものと思い、本書に対しても、当初は、タイトル等から判断して、「平凡な内容のものかな?」、「買うほどのものかな?」と思いつつ手に取りました。しかしながら、本書は完成度が高く、エッセンスがぎゅっと凝縮しておりました。購入して腰を据えて読んでみた感想は、「大変勉強になりました」の一言に尽きます。
 本書では、およそ第二次世界大戦後から現在までの流れの中において、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦、イラク戦争等の「戦争」の位置づけにポイントを置きつつ、アメリカのアジア、ソ連、欧州との外交方針等の変遷を解説しています。「わかりやすさ」に相当配慮されているようで、例えば、原因、背景等の説明に際しては、「第一に、・・・第二に、・・・」等の項目立てをすることを徹底しており、また、文体も簡潔・明瞭で、中味が濃いものとなっています。
 さらに、過去だけでなく、最近の情勢に関しても、熱戦の続く大統領選や混迷を極めるイラク情勢などに言及しており、これらの展望を理解する上で不可欠な視座が示されていると思います。
 とてもお手頃ではないでしょうか。
 
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