チャラチャラした黒人スポーツ迎合の「売らんかな本」の編集者が一読で激昂、再読で赤面するはずの秀逸な論文。
くわえて真面目な翻訳姿勢に感心させられる。
巻末の訳者解説に29ページも費やした真摯な態度が物語る。
P412にある
「現時点で黒人アスレティシズムの先天的要因を肯定するものは、著者の言葉を借りるなら『タブロイド科学』に従事していることにすぎないことになる」
この Tabloid science こそが我が国でいう東スポの見出しだ。
巻末索引は人名と事項に分けられ、おまけに日本語と英語表記の併設という親切さ。
☆5個を差し上げたいが7000円を超える高価なところがネックで残念。
シンコーミュージック・エンタテイメント で翻訳した「スィート・ソウル・ミュージック」と同じレベルの素晴らしい出来映え。