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アメリカと私 (講談社文芸文庫)
 
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アメリカと私 (講談社文芸文庫) [文庫]

江藤 淳
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

現在なおも有効性を保つ先駆的な日米文化論20代最後の年、昭和37年から2年間のプリンストン滞在記。キューバ危機、ケネディ暗殺等、激動するアメリカを深く見、深く生きた著者の犀利な日米比較文化論

内容(「BOOK」データベースより)

著者二十代最後の年、一九六二年より二年間のプリンストン滞在記。この間、公民権運動の高揚、キューバ危機、ケネディ暗殺等、激動期を迎えていたアメリカ社会の深部を見つめ、そこに横たわる自他の文化の異質性を身をもって体験する。アメリカという他者と向き合うことで、自らのアイデンティティの危機を乗り越え、その後の「国家」への関心、敗戦・占領期研究への契機ともなった歴史的名著。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/6/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061984799
  • ISBN-13: 978-4061984790
  • 発売日: 2007/6/9
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
適者生存 2009/12/18
By pp-tang
形式:文庫
著者はアメリカに来て、日本にあったつながりがいったんリセットされ社会的にゼロになったことを感じたが、抜群の知力でもって、現地の人に自分の価値を認めさせ(たとえば学会発表での好評)、自分の場所をつくることに成功した(1年目はロックフェラーの奨学金生活、2年目は大学からの給与生活)。アメリカとの激しい格闘や葛藤がでてこないが、故意に書かなかったのでなければ、アメリカが、著者における日本からはみだした部分をうけいれてくれる場所として、心地よかったからのようだ(といっても、一時帰国したときに自分の外面がアメリカ人風の振る舞いになっていることに気がつき、恐怖を感じたという。「はみだしていない部分」においては当然日本人なわけである)。

本書から受ける印象だけをたよりにする限り、適者生存の場であるアメリカは、力ある著者にとっての葛藤の対象ではなく、自分の場所のようにみえる。とくに2年目から完全に教師として彼らに「与える」側にたちえており、そこには余裕すらみられる。だから本書では「奮闘」が語られることは少なく(めだつのは最初に、支給金を上げるようロックフェラー財団にかけあったところぐらいだ)、どちらかというとアメリカ的なものをいくらか内在化させたものとして冷静な目で、アメリカを眺めているような趣がある。

著者自身はアメリカ社会にくいこんでいけた側だが、くいこめない人々についても、自身のアメリカでの交友関係を題材に多く語り、現実的で残酷な差別社会の構造を照らし出している。通時的な記述はともすればダレがちだが、本書の場合、そこに織り込まれる考察がつぼをついたものであり、興味深く読み進められる。1960年代初頭の本だが、今読んでも目を開かせられるものがある。

(ちなみに『現代の文学27 江藤淳』(講談社、1972)にて読んだがレビューはここで。)
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ござねぶり トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
江藤さんの著作に、「文芸批評・評論」と「アメリカと日本」の二つの流れがあると感じているが(深いルーツでは一緒かも・・)、
「アメリカと日本」についての最初の著作。
2年間のプリンストン大学を中心とした現地生活(前半一年は研究員として、後半は日本文学の講師として)で理解を深めていく
「アメリカンウェイ・オブ・ライフ」に象徴される多民族国家アメリカの現実とその基盤が、日々の事件「キューバ危機」「人種差別問題」
「ヴェトナム戦争」「ケネディ暗殺」「ジョンソン大統領の就任」に反応するアメリカの社会と人の動きをクールに見つめる著者によって
明らかになっていく。

アメリカとの関係は日本にとって一番重要な対外関係であり、だからこそお互いの国が謙虚に深く学び合うことが大切だと江藤さんは言うのだが、
逆に日本においては表層的・流行のアメリカ論が大勢を占め、感情論でアメリカを見る関係がいつまでも続くことに深い懸念を示している。
(今も一国の代表が感情論と経済の視点だけでアメリカ追従だが・・)

江藤さんはこの本のあと10年後、「アメリカ再訪」を文芸春秋社から出す。
10年間の日本の経済力の向上による対米関係の変化、「沖縄返還」「米中接近」「ドルショック」など折々に書かれた論文・エッセイ集で、
アメリカの自国主義と、経済力をつけたにもかかわらず相変わらず自覚のない日本へ警鐘を鳴らしている。
絶版だが市場にはあるので、ぜひ合わせて読むことを勧めたい。

しかし、アメリカを理解しアメリカからも一目置かれていた(両国が一時危機的な関係に陥った71年当時、ニューヨークのジャパン・ソサエティで
両国関係についての講演を依頼されるほどの)江藤さんが、今いれば・・・。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
戦後早い時期にアメリカに渡った著者のアメリカ滞在記。妻とのアメリカでの日常生活、そしてアメリカの大学での研究生活が縦横無尽に語られる。往時のアメリカについての著者の観察は鋭く、いまの時点からみても興味深い。著者の政治姿勢についていけない読者であっても、さわやかな読後感を残す著書。あまたのアメリカ体験記、滞在記のなかでもさすがに出色のできばえを示している。
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投稿日: 12か月前 投稿者: 芹沢かもめ
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おもしろい内容だが、かといって
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投稿日: 2007/7/23 投稿者: ゾーイ
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して引き続き生活した数年間についてかかれたもの。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/4 投稿者: 白頭
異国の地で生まれた「あるべき日本」という問いかけ
... 続きを読む
投稿日: 2003/12/21 投稿者: 雑読すん
時代の変わり目にいた
1962年から2年間の滞米日記的なエッセイ。
著者がいたプリンストンは、必ずしも米国の典型ではないと思う。... 続きを読む
投稿日: 2003/12/13 投稿者: ござねぶり
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