私はアメリカに10年間住んだ経験がありますが、もしこの本を勉強して生活を始めていたら、どんなに助かっただろうと思います。
本書の基本的な内容は、英語圏に行く駐在員と奥さんが現地で遭遇するであろう日常生活における様々なシチュエーションを想定し、驚くほど潤沢なフレーズによってカバーしています。これは恐らく著者の豊富な体験によるものだと思いますが、その想像力には脱帽します。
巷の多くの英語の教材はどちらかというと、ビジネスだけとか、旅行とか友達同士の会話、というような狭い領域での会話パターンしかカバーしていないのですが、実は留学先や駐在地における日常生活の会話は、それだけではうまくこなす事ができません。駐在員と奥さんは現地で色々な人やサービス業者と話をして、自分達の要望を的確に伝えなければならない場合に多々遭遇します。そしてその巧拙によって、海外生活の質が決まると言っても過言ではありません。この本はそういう人達にとって、駐在・留学生活をより豊かにしてくれること、請け合いです。
私もCDを聞きながら自分の駐在生活を懐かしく思い出し、同時にあの時こんなフレーズを知っていたらなあと、羨ましく思います。