日本の現状と未来についての対談集。
精神論の日下氏とデータの裏付けを重視する三橋氏との火花が炸裂。
かと思ったのですが、現状把握については殆ど差が無く拍子抜け。
4章までは今までの三橋氏の著作の復習となっています。
知識の点は日下氏の圧勝で、さすがの三橋氏もたじたじ。年の功といったところかな。
日下氏の視点の根拠に膨大な知識と経験が垣間見えます。
ここで出てくるマスグレイブの本なんて、普通、読んで無いよなぁ。
この本の醍醐味は、間違いなく、これからどうしていくかを語る5章と6章にあります。
優雅に風流に楽しく暮らしていければいいじゃない?という日下氏と、新しい文明を
切り開いていかないとこの国が駄目なってしまうという三橋氏の焦りがぶつかって、
おもしろかった。2人とも、ほんとうに、この国のことを考えています。
個人的には、どこか達観してところがある日下氏より、具体性を重んじる三橋氏に
共感しました。
日下氏の「不満があったら、つべこべ言わず、行動することだ。」
という換言は、結構、耳が痛い話でした。