この映画を好きなポイントは大きく分けて3つあります。
1.常識を疑う事、自分で考える事の大切さ
1800年頃のイギリスでは奴隷制度が当たり前で、奴隷制廃止をしようと思う人は少数だったため、長い間賛同を得られず苦しい活動の日々を送る主人公達。その状況は、コペルニクスが地動説を唱えた時に多くの人から非難を浴びていたという話を思い出させられます。共通して言えるのは、世間の常識、雰囲気に飲み込まれず、自分で何が正しいのか、本当に正しい物が何かを考えていること。
「今の人は考えなくなった」と言われる今だからこそ、この「本当に正しい物を考えること」が重要なのではないかと思えました。
2.自分の意志を貫くことの偉大さ
奴隷制度廃止のためには20年近く活動をする必要がありました。その間、主人公は体を壊し、友人の首相と決別したり、改革派が分裂するなど、苦しい目にたくさん合いますが、それでも意思を貫き通す主人公の生き様には心をふるわされずにいられません。
3.アメイジング・グレイスの美しさ
この曲は元々好きでしたが、この映画を見てさらに好きになりました。歌詞にもなっている「私は見えなかった。しかし、今なら見える」という部分を、盲目になった元奴隷船の船長が言うところには涙が止まりませんでした。
こんなに心に残る映画は久しぶりです。ヒューマンドラマが好きな人にはおすすめです。