上巻に引き続いてのレビューです。
第3章では、創設祭の準備中に、今まで裏の顔を隠してきた詞がクラスメイトの目の前で本性を晒してしまいます。
その影響で詞の立場が危うくなりますが、その危機を梅原や純一、それに薫などの協力により難を逃れます。そのシーンで詞が損得のない友情の大切さに気付くきっかけを巧く描いていると感じました。
最終章では、純一の早とちりや失言により、詞が自分を偽り、純一やクラスメイトに対する接し方を変えます。
詞が自分を偽っていることに気付き違和感を感じた純一は、梅原の助言により、詞に対する本当の気持ちに気付きます。そして、純一は詞に自分から告白します。
その告白シーンが、詞の素性に純一が惹かれていたこと。それに、自分のことを全て理解してくれる恋人を得たことにより、自分を偽ることの無意味さに気付く詞の心境を巧く描いていたので、観ていて心地よかったです。
その後に描かれる十年後のシーンは、二人の恋愛が成就したことを実感できる内容になっています。観ていて、心から気持ちが癒される素敵なシーンでした。
絢辻詞編が最後で本当に良かったですし、絢辻詞の魅力に惹かれてしまったので、ヒロインのなかで一番好感度が高いキャラになりましたね。