初めて観たのは随分前。10年以上前だったでしょうか。
初見のとき一緒に観ていた妻が泣いているのをよく覚えています。(アポロ13の事故をよく知らなかったらしい。最後ハラハラしてた)
私はといえば、丁寧に積み上げられたドラマの完成度の高さや数々の苦労が浄化されていくようなラストに感動していました。
そしてもう一つ、CGの扱い方に大変感心したのを覚えています。(技術の高低ではなく扱い方です)
セットや無重力のシーンを含めた再現度の高さ自体も素晴らしいものですが、当時それほど上手くは使われていなかったCGを‘自然に’使っていることに驚きました。
今見ても、とても上手く画面にCG(及び各種特殊撮影)が収まっていると思います。(CGが『俺はCGだ』とばかりに我が物顔で画面に映っていない)
テクノロジー(CGや、特殊メイク、3D、各種音響効果、各種特殊効果等々)は基本的に作品の完成度や表現力を高める縁の下の力持ちであって前面に出ていはいけないと思います。(前面に出した場合は、‘作品’というより‘テクノロジーのショウ’になってしまいます。それは、場合によってはテーマパークのアトラクションに近いものです。…開き直れはソレはそれで別の面白さがあるのも本当ですが…。)
…そんな風に思っていた私にはこの映画のCGの扱い方はまさに‘素晴らしい’ものでした。
今回久しぶりに再見しましたが、この評価は変わらず。見事なものです。
監督を初めとしたスタッフの志が高かったのでしょう。
作品の完成度を向上させることにテクノロジーが従いコントロールされています。
きちんとした演出も含め正攻法の‘アメリカ映画らしい(良い意味で)’非常にしっかりとした作品だと思います。