おおお!懐かしのアポリネール!「ミラボー橋」でゴザイマス。何だかホントに昔懐かしい。イヴ・モンタンみたい。マルチェロ・マストロヤンニとか?なんとも言えず花の都は巴里パリしちゃいます。アポリネールとかヴェルレーヌって本当に昔のフランスのイメージにピッタリです。エッフェル塔が立ってて、セーヌ河が流れている。男がいて女がいる。石畳に馬車や古いギアが1メートルぐらいありそうな黒塗りの天蓋つきの自動車も運転手が運転して走っている。通りには美味しそうなカフェの匂い。焼きたてのバゲットの香り。朝市には新鮮な野菜や果物。アコーデオンの伴奏でシャンソンなんかが流れ、モンパルナスには似顔絵描きの学生がベレー帽を被って絵筆を耳に挟んでいる。ああ!これが日本人御用達、旅行者の大好きな絵に描いたようなフランス。三色旗がハタメク、ラ・マルセイエーズのフランス共和国。
しかし、しかし本当のフランスはどこにあるんでしょうか?案外どこにもなかったり?外から日本に来た旅行客が京都や奈良に来て、え〜これが京都だったんだあ〜・・と思うように、町のあちらこちらにしかないイメージの中の京都と同じで、パリも又我々極東のアジア人が思い描くパリは街の一部なのかもしれない。しかし、しかし、もし貴女がこの詩集を開いたら、そこには100%のパリがあります。正にイメージにぴったり!決して貴女を白けさせたり、がっくりさせたりしない本当の本物のパリ、フランスがここにあります。
堀口大学の日本語が柔らかくて優しい。響く日本語です。アルコール。そうです。酒はヒトを詩人にします。そしてこの詩集はフランスの素敵な詩の動物園。蛇やライオン、駱駝にウサギ、ハツカネズミに虱まで。おもしろさ抜群です。その上この詩人がどんなにHなオヤジだったかも最後の方でわかります。トクとお楽しみになってみてください。
フランスとは遠きにありて思うモノ。イワンヤ、花の巴里においておや?ってどこかで使った洒落だった?