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アホの壁 (新潮新書)
 
 

アホの壁 (新潮新書) [新書]

筒井 康隆
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 714 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

なぜそんなアホなことをするのか、そしてアホなことを言うのか?無益な争いに血眼になり、破綻必至の計画を立て、互いに殺しあうに至るのは、いったいなぜなのか?文化的文明人を自任する現代人が、いとも簡単に飛び越えてしまう「アホの壁」をめぐり、豊富なエピソードと心理学、文学、歴史ないまぜでつづる抱腹絶倒の筒井流人間論、ついに登場。

カバーの折り返し

なぜそんなアホなことをするのか、そしてアホなことを言うのか? 無益な争いに血眼になり、破綻必至の計画を立て、互いに殺しあうに至るのは、いったいなぜなのか? 文化的文明人を自任する現代人が、いとも簡単に飛び越えてしまう「アホの壁」をめぐり、豊富なエピソードと心理学、文学、歴史ないまぜでつづる抱腹絶倒の筒井流人間論、ついに登場!

登録情報

  • 新書: 184ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/02)
  • ISBN-10: 4106103508
  • ISBN-13: 978-4106103506
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By るるやま・かおる VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
ミリオンセラーを記録した『バカの壁』(養老孟司)。発売当時に読んだが、いま内容をまるで覚えていない。いや、じつは当時も「バカの壁」とは何なのかわからなかった。いったいあれは何だったのか。その理解を遮っていたものこそが私のバカの壁なのか。
で、筒井康隆先生の『アホの壁』である。書店の店頭で本書を見つけて快哉を叫んだ。「これだ、私が読むべきはこっちなのだ!」と。帯にも書いてある。「人間は、考えるアホである。」と。「その通りです。私がそのアホです」。その見事な惹句の横に置かれたスリーピースをビシッと着こなした筒井先生の写真が「そうだ、お前のようなアホのために書いたのだ」と言っているようだった。
しかし、はっきり言って後半はつまらない。先生お得意の心理学などの学問的知識がばらまかれているだけ。
非常によく理解できたのは、第1章「人はなぜアホなことを言うのか」。この章だけでも読んでよかったと思える。
ここでいう「アホなこと」とは、「つまらない物言い」のこと。
「会議や談笑の席で、話の流れを無視して、突然まったく無関係な話や、人の話の些細なひと言に反応してつまらない話を始める人がいる。それがつまらない話であることは自分でもわかっているのだが、どうしようもなく話してしまう」という文章はよーくわかる。人を見ていてもわかるが、自分がそんな発言をまますることがあることもわかっている。
そんな「言うべきではないと思いつつも、それを言ってしまうというアホな行為」はどうしたら避けられるか。その答えを筒井先生が書いていたかどうか忘れたが、自分でわかった。
黙っていることなのである。
アホはアホなりに、アホなことを言いそうな自分がいることに気づく。そのときに言葉を飲み込んで、相槌を打つだけにするのである。人の発言に関連して自分の知識をつい披瀝したくなったときにも、「なるほど、そうですね」と言うだけで黙り込む。カミサンの意図不明の挑発的発言にも「そうかもしれないね」と言うだけで黙り込む。これしか、自分のアホをさらけだして後悔するという流れを止める術はない。
実際にそうできるのかと言えば、できるんですね。意外と。最近、カミサンからつまらないことを言われてもその作戦で、夫婦げんかを避けている。
もうこれだけでも有意義な本だ。そう思いませんか。
筒井先生、ありがとう。少しアホが改善されました。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
 出版当初の2月、書店で平積みになるこの本をぱっと見たとき、あの『バカの壁』とまったく同じ新潮新書のカバーに踊る『アホの壁』の文字に不覚にも吹き出してしまい、次いで手に取りめくった裏表紙の筒井康隆の著者近影のどう考えても人を小バカにしたようなすまし顔に、もう一度吹き出してしまった。

 本書は日本文学界の巨星でありかつ異端であるあの筒井が、人間はなぜアホなのか、その存在の中枢を陣取る大いなる謎を探求する初の新書である。著者自身の身に起きた「アホ」なエピソードや、知人の話、文学史上、歴史上の「アホ」な出来事も例題にして、考えを深めていくエッセイだ。

 ただ序章で明かしているが、本書はその「アホ」の探求に多分に精神分析の知見を援用していることがわかる。なぜ人はアホな言動、アホな喧嘩やアホな計画を立て、あげくにはアホな戦争をおっぱじめてしまうのか。本書がそこに、人が自分でも知らない「もう一人の自分」の存在を見いだす。本来人は、自分はアホなことをして他人から罰せられたりしたいはずがないと信じているが、意識の奥底の方で実はそれを「望んでいる」。自分でも気づかない自罰欲求の発露が、それら「アホ」として表出されるというのだ。このことについて、フロイト読者ならお馴染みのあの「失錯行為」や、エロスと不可分な関係にある「死への欲求」であるタナトスなどの概念を用いて解説される。

 ということで、この本は実はフロイトの『精神分析入門』の入門にもなっていて、その手の世界にまだ触れたことない読者が手軽に手にとれ、笑えて楽しいエッセイ集だといえる。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
筒井が「アホと良識の壁」を考察する事によって、「人間は何故アホな言動を取るか」を真面目に考察した本。「バカの壁」のパロディではない。筒井自身が「壁」の向こうの住人だけに、却って冷静かつ真摯な議論が展開される。

アホな言説に対しては、潜在的バイアス、強迫観念、局面暴言、甘え、歴史的背景など心理学者さながらの原因分析がなされる。採り上げられる事例も面白い。行動に関してはフロイト的解釈もある。麻生の事例では筒井の言葉遊びも楽しめる。事故多発者の例として出されるO氏の体験は凄過ぎる。「死への衝動」と言うものは本当に存在するのだろうか ? 一点豪華主義への戒めもある。自殺に対する考察も鋭い。自意識と他者意識との区別が明快である。

アホな喧嘩の章では、幼児期の育て方、つまり躾が大事だと言う。真っ当だ。「アホな喧嘩はアホが勝つ」とのセオリーも面白い。「金持ち喧嘩せず」と同義だろう。「ペンは剣よりも強し」の一般的解釈の誤謬の指摘も筒井らしいが、「作家vs批評家」の喧嘩は体験談の趣きがある。痴話喧嘩に関して再度「女」の思考法が採り上げられるが...。「知的な人を怒らせてはならない」は自身の事を言っているのであろう。本書はその副産物とも言える。アホな計画の章の「品格」本リストも笑わせる。アホな戦争の章の「同種既存」と言う用語は初めて知ったが、概念は良く分かる。そして、本章ではフロイト、アインシュタイン間の書簡も紹介されるが、様々な歴史的事象を通して再度「女」の問題が...。

「文化人」筒井が心理学、歴史、哲学、体験談等を通して「アホ論」を語ったものだが、ある意味、筒井の作中のギャグの作法を解説したものとも取れ、貴重な書と言える。
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痛快!
「笑犬楼よりの眺望」が子供(中学生)心に痛快で、それ以降ちょっとしたファンになってます。タイトルと作者をふと見かけただけなのに「おぉ」と、たまらず購入するボタンを... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ゆうたんたんたん
やっぱり「バカ」より「アホ」だ!
養老さんの「バカの壁」には手を出さなかったが、筒井さんの「アホの壁」には飛び付いた。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: まるく
フロイト的に説明を加えた、新しい「新書」・・・。
著者・筒井康隆氏が、新書として「アホの壁」を発表した。
本書を手に取り、少し厭な予感が脳裏を横切り、少し心配
になったのである。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 永久機関∞
がっかり
読む価値のない本 筒井康隆が、精神分析や心理学の領域を、専門用語をまぜて解説したら、おわり。筒井独自の視点がなかった。
投稿日: 12か月前 投稿者: カスタマー
読了後,一時紛失した為もう一冊購入致しました.
暫くして失くしていた【アホの壁】を自宅で発見した為,この新しい【アホの壁】は地元の図書館に寄付致しました.これでこの図書館は【アホの壁】を3冊所有している事になり... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 宮城雅子
あまり得るものはなかったかな、というのが正直なところ
筒井康隆さんの熱烈なファンだったら、おもしろいのかもしれない。

僕は、べつにそれほどのファンではなかったので、... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 迷亭
「軽い新書」の象徴
どうも最近、新書の類の内容が「軽い」と思えてならない。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ソフトヒッター99
面白かったが最後がいまいちかな
筒井康隆が「バカの壁」をもじって「アホの壁」を書いたわけだからさぞかし面白かろうと思って読んだ。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: スイート・サイエンス
もっと笑えると思ってました。
もっと笑える本だと思っていた。
フロイト好きな筒井康隆だが、
ここまで引用されれるとお腹いっぱいになった。
投稿日: 24か月前 投稿者: グラウチョ
難しいけど
筒井さんってかなりこだわりを持った考えの持ち主なんだなぁと思いました。麻生さんをフォローしている人らもいますが、何回も日本語を読み間違えるのはマジで良くないです。... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: オンコース
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