アフリカとそこに住む人々に共感を持つものとして大いなる期待感をもって読み始めました。
たしかに、優れたレポートで、したたかな中国人の進出の現状などなんとなく体感していることが、具体的に書かれており興味深く読みました。 しかし、個別的なストーリーは面白く参考になるのですが今ひとつ充足感に乏しいのです。なぜかと考えてみると理論的な枠組、歴史観といったもののプレゼンが弱く、上質なルポルタージュの域を超えていないと思われるからです。
従って、アフリカの現状をスナップショット的に見るのには好適な本です。 その上で「最底辺の10億人」や「新書アフリカ史」といった骨太の本を続けて読むことによって複雑なアフリカ問題の総合理解が進むように思われます。 なお、レビューワーは、星5 買ってでも人に勧めたい、 星4 良い本で自宅に保存したい、 星3 なにか得るものがあった、 星2 買うんじゃなかった 星1 読むんじゃなかった との基準で評価していますので念のため。