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アフリカを食い荒らす中国
 
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アフリカを食い荒らす中国 [単行本]

セルジュ・ミッシェル , ミッシェル・ブーレ , 中平 信也
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

今、中国人はアフリカで何をしているのか? 各国政府と手を結び、大規模な公共事業など、あらゆるビジネスを急速に広げる75万の中国人。暗黒大陸の新たな征服を描く衝撃のルポ!

「読売新聞」「朝日新聞」の書評で絶讃。

中国人は石油を掘り出すと、中国人の民兵が警備する中国製パイプラインで、
中国人が建設した港まで運び、中国向けの中国製タンカーに積み込む。
道路、橋梁、そして数万人の故郷を奪った巨大ダムを建設する中国人。
中国料理しか食べないために、中国から食料品を輸入する中国人。
輸入できない中国野菜を現地で栽培する中国人。
そして、
人道に対する罪を犯す国を武装させ、
国連安全保障理事会で、絶えずその国を守る中国人。

――なぜ、欧米人が用心して手を出さなかった分野で、中国人はビジネ
スを次々と立ち上げることができるのか。それは、中国人は同族意識が
強く、中国人にとってアフリカは前途洋々たる手つかずの市場だから
だ。アフリカ市場は恒常的な物不足で、旺盛な需要がある。そのうえ、
競争相手はほとんどいないか、まったく存在しない。(本書/第2章より)

【目次】

プロローグ
第1章 暗黒大陸のために敷かれた深紅の絨毯
第2章 〈極西〉を見つけた中国人
第3章 コンゴの森の中で
第4章 中国=アフリカ関係の小史
第5章 労働は中国人に――豪勢な黒人指導者たち
第6章 サハラのウラン・ラッシュ
第7章 続々と上陸する廉価品
第8章 独裁者の武器はメイド・イン・チャイナ
第9章 スーダンの征服された土地
第10章 石油が第一
第11章 新たな賭け
第12章 機関車〈中国〉があえぎ始める時
第13章 甘くて酸っぱい国民間の友情
エピローグ

内容(「BOOK」データベースより)

すさまじい勢いでなだれ込む中国人たちの巨大な波!暗黒大陸の新たな征服が始まった。巨大公共事業をはじめ“経済的利益”という新しい視点をかざした中国の国家戦略とは?―世界秩序を揺るがす実態を取材した衝撃の緊急ルポ。

登録情報

  • 単行本: 355ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/12/19)
  • ISBN-10: 4309245005
  • ISBN-13: 978-4309245003
  • 発売日: 2009/12/19
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By 罵詈雑言アラメンド VINE™ メンバー
形式:単行本
政府筋に賄賂を送り森林伐採権を手にする中国企業。
建設大臣に賄賂を送り宅地整備プロジェクトに入り込む中国企業。
誰に賄賂送れば効果的なのか顔合わせをセッティングしてくれる中国大使館。

中国政府がアフリカ諸国に経済援助し、インフラ整備を促す。
世界銀行(アメリカだ)のルールにより、そのインフラ整備は公開入札。
圧倒的安値で中国企業が落札。先進諸国の民間企業はどこも敵わない。

中国企業はスキルの低い現地住民をあまり雇用しない。
格安でそれなりのスキルを持った中国人を本土から呼び寄せる。
やってくる中国人はあくまで出稼ぎであり、金を稼ぐためにやってきているから現地に溶け込むことはない。金も使わない。

アフリカで働く多くの中国人は、働き始めるまで働く場所が危険(たとえばナイジェリアの石油紛争地域)だと言うことを知らない。働く前は良いことしか言われないから。報道されていないだけで、アフリカで働く中国人は何人も誘拐されたり殺されたりしている。でも、もし危険だと知っていても働きたがる中国人はたくさん居る。中国の農村で燻っているより、多くの金が稼げるから。

二人の著者と一人のカメラマンの共著である本書は、賄賂を送る中国企業、サポートする中国政府関係者、現地で働く中国人、賄賂を受け取るアフリカ諸国の政府筋、そういう多くの人たちに取材を試み、スーダン秘密警察に拘束されるという危険な状況に遭いながらも、いまアフリカ諸国と中国の関係がどのようになっているのか、その現実を著している。

惜しむらくは、本書は現状報告にとどまっているように感じること。続編を大いに期待する。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
もっと簡潔にまとめることができたのではと思う。
要点以下の通り。
○アフリカは石油、ガス、ボーキサイト、銅、ウラン、ダイアモンド、金、レアメタルに恵まれている国が少なくない。
○アフリカの権力者は、自分と家族、部族の利益をいかに獲得するかに熱心で、国民のことなどなんとも思わないような者が少なくない。権力につかねば私腹を肥やせないのだ。
○欧米の支配者たちは、労働力たる奴隷、資源を収奪ないし安価に手に入れアフリカを疲弊させた。そしてここ30年くらいは、先進国は人道的な見地から、アフリカの指導者の腐敗を抑えるような、民主化が進むような条件を満たさなければ、援助を控えるようになってきた。そのことはアフリカの多くの国々の権力者にとっては不都合なことだった。
○そこに後発進出者として現れたのが中国。人権、腐敗については内政不干渉を決め込み、エコノミックアニマルのように猛烈に働き、アフリカの国々の権力者に喜ばれた。そして、中小規模の商売においても熱心に働くので、現地人の商業はしわ寄せを受けている。
○中国は、国交、エネルギー、その他の資源の獲得を目指しての国を挙げて進出し、アフリカの有用性を世界に再認識させ、グローバリゼーションの潮流に押し出した。
○一方、現地で働く中国人は、いろんな調達を中国人コミュニティーで調達し、アフリカ人との交わりは浅い。そして、アフリカ人は怠けものと思っている。
○傾向として、アフリカは新しくやってきた者が大きな未来を描いて見せても柔軟に対応できたことが一度もない。アフリカは外部に対して聞く耳を持たない。
○中国はかっての支配層である欧米人とはアフリカでの振る舞いは異なるが、アフリカ人の嫌中感は強まって、今後もうまくいくとは限らない。
このレビューは参考になりましたか?
77 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 原題"Chinafrique(中華的アフリカ)"は、かつてリアリティを持っていた"Francafrique(おフランスなアフリカ)"という言葉からきている。フランスが旧植民地諸国に対して、その独立後もいかに政治・経済的に支配力を温存しようとしてきたか、そしてフランスがアフリカから奪ってたものに比較して、そこに残したものがいかに貧弱だったか、本書の著者たちは容赦なく指摘している。いまアフリカで起きているさまざまな問題「原罪」を背負わなければならないのは明らかにフランスなど旧宗主国のほうであり、現在中国企業の進出がもたらしている問題も、結局はその「鏡」に過ぎない。しかし、そのような自己批判的なニュアンスが、邦題からはまるっきり抜け落ちている。だいたい本書の内容はそのほとんどが「中国はただアフリカを食い荒らしているだけではない」ことに注意を向けるものなのだから、それにこういう題名をつけるのはほとんど詐欺行為といってもよい。
 確かに、現在アフリカに目覚ましい勢いで進出している中国政府+資本の複合体は、その行動論理が「資源開発の利権追及」というあからさまなものであり、多くの場合現地社会の事情に関しては無頓着なので、進出先で様々な軋轢を起こしている。メディアではとかくその軋轢ばかりが報道されがちだが、しかし一方で中国政府+資本の複合体は、これまでのアフリカに最も欠けたものー実際に経済発展というプロジェクトを起動させる実行力―をもたらしている。その結果、中国政府+資本の複合体は、おそらく、アフリカにとって「人権と民主主義」以外のすべてのものを与えてくれる可能性を持った存在になっているといっていい。そのことの善悪を問う前に、まずそういったアフリカの「開発と民主主義」をめぐる、厳然たる事実の認識から出発すべきだろう。
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