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アフリカの白い呪術師 (河出文庫)
 
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アフリカの白い呪術師 (河出文庫) [文庫]

ライアル ワトソン , Lyall Watson , 村田 恵子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

探検家の書き記した旧きアフリカに憧れ、16歳で未開の奥地へと移り住んだイギリス人がいた。エイドリアン・ボーシャというその青年は、てんかん症とヘビ取りの才能が幸いして、白人ながら霊媒・占い師の修行を受け、アフリカの内なる伝統に迎え入れられた。人類の300万年の進化を一人で再現することとなった男の驚異のドキュメント。

内容(「MARC」データベースより)

この物語は、あるイギリス青年の実話である。16の時に南アフリカにやってきた彼は、ナイフと塩だけを手に、ブッシュに一人で、しかも徒歩で入って行った…。人類史の解明に多大な示唆を与える驚異的ドキュメント。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 334ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1996/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4309461654
  • ISBN-13: 978-4309461656
  • 発売日: 1996/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
実在のイギリス青年の物語。
主人公エイドリアン・ボーシャはアフリカの原野を単身でさまよい歩き、精神性溢れるアフリカ世界に次第に没入していく。
近代的なイギリスの青年が白人たちの近代世界と古代的とも言えるアフリカ世界の間を危うげに行きつ戻りつしつつ、自己を発見していく物語といえよう。また同時に白人によって奪われたアフリカの呪術・精神の世界を回復していく物語である。
当初は身体は原野に没入しようとも精神は近代人であり続けたボーシャが呪術師として心身共にアフリカ世界に入っていく過程が白人によって奪われた伝統を白人を介して回復させていく過程であることは皮肉でもあるし、新たなアフリカの伝統の再生であるとも言えるのではないか。
地理的な探検が完遂した後の新たなるアフリカへの探検であったといえよう。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
16歳のイギリス人が単身でブッシュに入り22年間過ごした伝記で
ある。独特の挿絵とあいまって何ともいえない魅力をかもしだしてい
る。

ただ邦訳の題名は誤解を招くのではないか。むしろ「アフリカへ単身
乗りこんだ1人の男の物語」とでもした方が内容に忠実だと思う。
呪術の話は本書の後半に少し出てくるだけである。むしろ本書の中心

は考古学とでも言った方がいい。

しかしこのような人間はもう現れないのではないかと思う。文明人で
ありながら、虫の幼虫をなまで食い、蛇とともに寝るなど信じがたい
話で満ちている。そういう意味ではとても稀有な本である。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By GAZ
形式:文庫
人類の揺り籠、アフリカ。
  
アフリカに魅せられ、訓練や経験もなく単独でアフリカのブッシュに入っていき、独学で生存法を覚えた西洋人の青年、エイドリアンポーシャの実話です。
 
ポーシャ青年のヘビに対する強い関心、ヘビを捕えることへの執念、奇妙な行動に対して、土地の人は畏敬の念を込めて、<ラディノガ>(ヘビの父)と呼び、彼もヘビも、そしてヘビの精霊もすべてが一体であるという信仰を強めていきます。
 
そして、彼は重度のてんかん症をもっていたのです。ポーシャを39歳という若さで死に至らしめた、てんかん症は、皮肉な事ですが、アフリカの神秘への扉を開くことになります。アフリカ全土で、てんかん発作は<パディモ>―先祖の霊―による憑依現象とされ、「病人」と定義せず、精霊たちの恵みを受けた者とみなされるからです。そして、てんかん持ちは、社会から追放されるどころか、しばしば尊敬され、呪術師など特殊な役割が与えられます。そして、彼は西洋人ながらに呪術師の修行を受け、古代アフリカの伝統の内部に受け容れられていくのです。
  
人類三百万年の歴史が、その膨大な年数がまるで物質のように、現実の重量として自分に圧し掛かるような、息苦しい圧迫感を感じられました。それは、重苦しく、黴臭く、ほこりっぽい、決してその扉を開いてはいけない神社の祠のような、そんな重い空気です。
 
この本に書かれているような、技術的または科学的コントロールの及ばない神秘が、現実には存在するんだろうな、と感じました。
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