サハラ以南のアフリカといえば、学生時代に地理や世界史などでも学習した記憶があまりなく、新聞・テレビでも、ダルフール紛争、ジンバブエ・ムカベ大統領、資源外交などのニュース報道ぐらいではないか。アフリカに関する情報量の少なさ、偏りに加え、我々が如何にアフリカに対して目先のイメージだけしか持っていないからであろう。この本はアフリカの現実の姿を丁寧に解説することにより、我々がもつイメージ・神話を是正し、日本社会も含めて各者がどう取り組んでいくべきかを示唆する。問題の解決は、慣習法、選挙民主主義が紛争をもたらす矛盾、宗教紛争など一筋縄ではいかないが、まずアフリカについて関心を持ち、勉強するためにもぜひ読んでいただきたい。文中、適宜コラムがあり、アフリカだけでなく、国際協力分野の理解も深まります。