「サザン・マン」の印象が強いので、ニールのエレクトリック路線の代表作かと思われがちだが、他にエレキ・ギターが活躍する曲は「アイ・キャン・リアリー・ラヴ」ぐらい。アコースティック路線の曲の方が多い、初期ニールの傑作。技術にこだわるニールらしい、24ビット・176kHzデジタル・トランスファーされた音は素晴らしく、この時期の青年ニールの瑞々しい思い・感情をたたえた曲が新鮮に聴けることを喜びたい。特にアコギの響きやニール+バックの声がクリアで耳に心地よい。
名曲の宝庫といっていいアルバムで、M2はCSN&Yのライヴ盤で、M7、9はニールの後のライヴ盤でも聴けるし、M10はアルバム”Don’t Cry Now”、M8はアルバム”Linda Ronstadt”でのリンダ・ロンシュタットのカバー、M2は90年代のアルバム”Feels Like Home”でのリンダ、エミルー・ハリス、ヴァレリー・カーターの3人が声を重ねるカバーが魅惑的で、それらもお薦めだ。