出だしの予期せぬシーンから、この映画を間違えたのか、タイトルと中身が間違ったものかと30分ほどは何度もストップさせながら、疑心暗鬼になっていました。
だが、この映画は「アフター・ウェディング」そのもので間違いはなかったのです。
この映画は、よくある展開のラブストーリーではなく、”人間の尊厳に迫る、奥深い愛”のドラマなのです。
序盤はスロースタートで何がなんだか分からないのですが、ストーリーが展開するに連れて、クレッシェンドに真実が解明して来て、震撼しビックリするようなことに戸惑いを感じざるを得なくなります。
自分自身がそういった状況になればどうするのか、登場人物のそれぞれの立場になって、その岐路の選択に思い詰めてしまいます。
次の展開を待つのではなく、”あなたなら、どうする?”と、視聴者がずいぶんと考えさせられるドラマです。
デンマークの映画を初めて観ましたが、2007年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるだけあって、他に類を見ない人間模様を、その自己実現を越えた究極の愛の選択というものをテーマにしており、濃厚なコンテンツに見応えは十分にあります。
理想の愛とは、時間軸のつながりの愛とは、疎遠な血のつながりの愛とは、家族愛とは、救済の愛とは、そして本質の愛とは。
この映画は、これらの愛に対して、視聴者に問いかけをしたものです。
是非とも、老若男女、いろんな方々が観て、感じ取ってほしい映画です。
おススメします。