「オレと一般ピープルの間には共通言語がないに等しい」
……のだそうで、あかほり氏の語りを
天野さんが「通訳」する形式で書かれています。
デビュー前後のいきさつ、売れっ子時代、人気低迷、復活から現在までのこと。
作家論や売れるための秘訣、オタク業界の予想図など。
エンタメ系ヒット作品の秘訣や
作家になるための方法論などが興味深く、
氏の小説を読んだことのない私でも楽しく読むことができました。
あかほり氏のファンはもちろん、
エンタメ系で成功するヒントを掴みたい人も、読んで損はないと思います。
いわゆる「小説の書き方」の本にはあまり載っていないような
「オタク向けのポイント」が色々と語られていて面白かったです。
しかし、語り手である天野さんの言葉が
かなり乱暴すぎて、胸が悪くなる部分も多々。
「女子は基本的に、オタク男子には近寄らないんだから!」
「フィギュアでハァハァ言ってるオタクはキモイ」
「おそらく脳の病気。隔離して! オタク男を隔離して!」
「オタク作品って、私にとっては、なんかすごくつまんないんですけど」
主にオタクが読むであろう本に、何度もこの手のフレーズが出てきます。
冗談にしても想像力と思いやりに欠けているような気がしますし、
「一般女子」としての上から目線にはちょっと閉口です。