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アフガン諜報戦争(下) ─ CIAの見えざる闘い ソ連侵攻から9.11前夜まで
 
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アフガン諜報戦争(下) ─ CIAの見えざる闘い ソ連侵攻から9.11前夜まで [単行本]

スティーブ コール , 坂井 定雄 , 伊藤 力司 , 木村 一浩
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,360 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

米国、パキスタン、サウジの各情報機関と、イスラム戦士、タリバン、アルカイダとの攻防を緻密に再現する。ピュリツァー賞受賞!

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカはなぜ「9.11」を防げなかったのか?ビンラディンを追い詰めながら、捕獲作戦を遂行できなかったのはなぜなのか?調査報道の到達点!ピュリツァー賞受賞作品。

登録情報

  • 単行本: 468ページ
  • 出版社: 白水社 (2011/8/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4560081603
  • ISBN-13: 978-4560081600
  • 発売日: 2011/8/25
  • 商品の寸法: 19.4 x 14.4 x 4.1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
アフガニスタンをめぐる様々な登場人物を描きながら、いかにして今のような国家となってしまったのか、映画のシーンのように迫真的な描写で、その真相をあぶりだしてくれる大作。
 淡々と取材された事実だけが克明に表現されていることがかえって、読者に考える材料を提供してくれる。

 前半では、タリバンやビンラーディン、パキスタンなど多角的な視点で描いているために、公平でかつ客観的に読むことができる。
 そして、ソ連やアメリカそしてかつての西欧列強が、タリバンに象徴されるイスラム原理主義を生み出したのだと痛感する。

 後半になると、パキスタンの支援を受けながら過激にイスラム原理主義を進めていくタリバン、一貫して反タリバンを掲げてCIAへの支援を訴え続けたマスード率いる北部同盟。パシュトゥン人代表としてマスードとの連携を強めるカルザイ。
 そして、堂々と豊富な資金を使いながらアメリカを標的にテロ準備を進めていくビンラーディンと、その拠点を把握しながら無人攻撃機による殺害計画を早くから立案しながらそれを実行できずに逡巡するCIAとクリントンのアメリカ。
 政権交代時にはアフガンのことをまったく認識していなかったブッシュとライス。
 着々とテロ作戦を準備していく実行犯。
など克明に描かれる。
 そして、9月9日にマスードがタリバンによる自爆テロで殺され、それを聞いたカルザイは言う。
「不幸な国だ。」

 ここで、本書は終わり、その後の展開は周知の事実である。

多くを読者に考えさせる書物である。
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 読みながら、ハルバースタムの『ベスト&ブライテスト』を思い出した。おびただしい公開文書の研究や政府関係者などへの綿密な取材に基づいた大作、という点で通じるところがあるからだろう。下巻の三分の一は注釈と参考文献一覧で占められており、訳者解説でも「正統アメリカ・ジャーナリズムの姿勢と手法を堅持して書かれている」とある。もっとも、本書の冷静・客観的な筆致に対し、ハルバースタムに関しては「読者の注意をわしづかみにする導入や逸話の挿入、刺激的な語句の使用とドラマチックな展開は彼の著作を他のジャーナリストのそれから際だたせるものとなっている」(Wikipedia)とされているようだが。いずれにせよ、このような調査報道の大作が、日本人ジャーナリストから生まれない(構造になっている)ことは残念。
 白水社の編集担当者の方針が、よく理解できなかった。原書にはある主要人物一覧をなぜ削除したのか? とにかく登場人物が多く、大半は新聞紙上に頻出する人物であるとはいえ、レーガン政権の閣僚など若い読者には顔が浮かばないだろうし、口絵に主要登場人物の写真を入れるくらいが妥当だと思うのだが。資料的価値を重視し、一般の人々は読者対象として想定していないということなのだろうか。後半に誤植も目立ち、担当書籍への愛が感じられない。とはいえ原書はピュリツァー賞受賞作だけあって、内容的に充実しており、長く売れ続ける実力のある本だと思われる。
 訳者の一人は多忙を極めているはずの通信社の現役特派員。プロの翻訳者でもないのに、職務の合間に手弁当に近い状態でこれだけの翻訳作業を成し遂げたことには驚嘆する。拍手を惜しまない。
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