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アフガニスタンの診療所から (ちくま文庫)
 
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アフガニスタンの診療所から (ちくま文庫) [文庫]

中村 哲
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

幾度も戦乱の地となり、貧困、内乱、難民、人口・環境問題、宗教対立等に悩むアフガニスタンとパキスタンで、ハンセン病治療に全力を尽くす中村医師。氏と支援団体による現地に根ざした実践から、真の国際協力のあり方が見えてくる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中村 哲
1946年福岡市生まれ。九州大学医学部卒。PMS(ペシャワール会医療サービス)総院長。1984年パキスタンのペシャワールに赴任、現在に至るまでハンセン病を柱に貧困層の診療に当たる。2000年からは大旱魃に対して、井戸1300本を掘ると共に大規模な潅漑用水路も建設中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 221ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2005/2/9)
  • ISBN-10: 4480420533
  • ISBN-13: 978-4480420534
  • 発売日: 2005/2/9
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By sirou55 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
著者とアフガニスタンを結びつけたきっかけは福岡の山岳会の遠征隊への参加だった。その後人と人との自然な出会いの連続によって、活動と支援の輪が広がって「海外医療協力」という実を結んでいく。

91年湾岸戦争が勃発するや、欧米人の姿はペシャワールから忽然と消え、国連機関のプロジェクトも次々閉鎖、「アジア系の人を残留部隊にして」自分たちが我先に逃げる計画も普通に行われた。格調高いヒューマニズムも、援助哲学も、美しい業績報告とともにガラスの陳列棚からおどりでることはなかった。

あれほど巨費と労力を投入した「難民帰還・アフガニスタン復興」の鳴物入りの騒ぎは分解したが、著者らは存在は小さくとも、戦争中も、何事もなかったかのように診療活動を続け、ほとんどの難民診療機関が閉鎖したので、著者らの診療所に病人が押しかけ多忙を極めたという。

真の国際協力とは何かを考える名著。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By touten2010 トップ1000レビュアー
形式:文庫
パキスタン北西辺境州とアフガニスタンを又にかけてらいの撲滅のために闘う中村医師のレポートは、先進国の援助がいかに欺瞞にみちたものであり、現地の人々のためではなく、先進国内部の人たちのために行われているものであるかを語る。中村氏は、「援助ではなく、ともに生きることだ、それで我われも支えられるのだ」という中田正一氏の言葉を胸に、「複雑な対立にたいして超然主義をとり、「非武装がもっとも安価で強力な武器だp.167」という信念のもと、銃とともに暮らしてきた現地スタッフも含めて「診療所内で武器の携行をいっさい禁止p.167」し、「戦乱で荒れた村を再生するムジャヘディン(戦士)p.143」として「決死の覚悟p.167」で、名をすて実をとる「人畜無害の働き虫」に徹するp.50」ことにより、「よそ者」でありながら「地元民から笑顔を引き出すことに成功した。P.168」同時に中村医師は「乞食から地主まで一人一人がほこり高く生きていたペシャワールp.196」より日本の方が「ほんとうにゆたかだろうか。ほんとうに進んでいるのだろうか。p.196」と疑問を投げかけている。「援助という生き方」が良くわかる本。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
少し古い本だが、内容は古びたりしないので、今からでも大勢の若者に読んで貰いたい一冊。特に、ボランティアに興味のある人や、国際政治に興味のある人は、読んでおくべきだと思う。
著者の中村氏は医師なのだが、大変さを苦と思わずに行っている活動を地盤に、空虚な国際化・社会貢献・近代化などをばっさりと斬る側面は、生半可な「知識人」の先生方よりも充分な説得力を持つ。
欧米や日本がどうしてアフガニスタンの助けとなれないのかが簡明に示されている。そもそも、助けようだなんて上から目線が間違っているということも諭してくれる。
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