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44 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
情報は環境の中にある!,
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レビュー対象商品: アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) (単行本)
アフォーダンスについて生態心理学をやっている人に何回か概略を聞いたことはあったが、イマイチよくわからなかった。言わんとすること「情報は頭で処理するのではなく、すでに環境の中にある」ということになるんだろう。上手く泳げるということは、それだけ水の中にある私を泳がすアフォーダンスを上手に引き出しているという感じだ。このような喩えは今ではいくらでも浮かんでくるが、本書を読むまでは「かっちり」と理解したり、実感したりは出来ていなかった。実感してみると妙に世界が奥行きをもってひろがって感じます。本書はアフォーダンス理論の創始者ギブソンの研究の歴史から、視覚の話におけるアフォーダンスの理論をとてもわかりやすく紐解いている。とても読みやすい小冊子で、よくここまで短い分量にエッセンスが整理されているものだと感嘆した。逆にいえば、この本は、最小の分量で、アフォーダンスの理論の本質を、ざっと理解させてくれると言えるだろう。現在進行形のギブソンの後継者達(ギブソニアン)の活動も概観しつつ、アフォーダンスという新しい「世界のとらえ方」を理解させてくれる。専門家の入門書としてだけでなく、一般への優れた啓蒙書にもなっている。なんら専門的背景知識がなくても、十分に引き込まれ、考えさせられ、ぱっと目が拓いた。 子供の頃から、パチンコ屋などの電光掲示で、個々は点滅をしているだけなのに、全体が帯状に移動しているように見えるのが不思議で不思議でよく凝視していた。その現象がファイ現象という名前で、まさにそれがギブソンが研究を始めたときに認知の科学で侃々諤々の議論の中心だったゲシュタルトの表象だと、この本で知った。また、人工知能研究におけるフレーム問題や、それを回避したMITのクリーチャー研究など、非常に学際的な話が、とてもわかりやすく、またブレークスルーしそうなワクワク感を感じた。
27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
アフォーダンス本の原点,
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レビュー対象商品: アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) (単行本)
知っている人には説明不要、日本におけるアフォーダンス研究の第一人者佐々木正人氏による アフォーダンス本の原点とも言えるバイブル。 ギブソンの開拓した認知心理学の新分野「アフォーダンス」 について、研究経緯を順に追う形で解説する。 ただ正直、入門書としてはあまりお奨めじゃない。 佐々木氏はその後数々のアフォーダンス本を出しており その論点や切り口は非常に多彩。そういった本や 他の著書、あるいはD.A.ノーマンの狭義的アフォーダンスに 比べるとこの本はいささか堅苦しく読み辛い。 氏の文章も決して読み易くはないのでなおさらだ。 ただ、内容的には噛めば噛むほどに味が出るスルメのように 後から読み返してアフォーダンスの深遠さに何度も感心する。 他のアフォーダンス本と併読しながら、 そういったバイブル的な読み方をぜひして欲しい。
40 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
入門書としてオススメ,
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レビュー対象商品: アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) (単行本)
アフォーダンスについて知りたいと思い、手始めにこの本を読んだ。コンパクトな本なので、気負わずに手にとることができたとともに、 読み始めてみると、「アフォーダンス」の生みの親、ギブソンの既存 理論を崩していく、という研究人生にココロ打たれた。 また、読み進むにつれて、自分の視界に入ってくるもの、すべてが 情報なのか、自分のカラダはそういうふうに動くことになっているのか、
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