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5つ星のうち 4.0
原作ファンとして気持ちの良い映画化。, 2008/5/12
レビュー対象商品: アヒルと鴨のコインロッカー [DVD] (DVD)
伊坂幸太郎、映画化第1作目の「陽気なギャングが地球を回す」が伊坂・原作ファンとして非常に残念な作品?であり映画化だったので今回の映画も不安(作者と原作を知らない人が観て伊坂幸太郎オモンネーてなりそう)ながら観ました。が、今回のは思った以上に丁寧・原作に忠実な原作ファンとしても気持ちの良い映画化・映画でした。 この前の、お話にならない映画と比べてどこが良いかと言うと全部!!なんですが、特に良くて安心したのは、原作を「陽気な〜」みたくイジ繰り回してなく、無駄なエンターテイメントの要素なしで忠実にそして絶妙に省いて映画化していた所です。この絶妙さが映画監督のすごいとこなんだなと感心しました。そして、観る前は、あまり良いとは思わなかった俳優さんも観終わった後、良い演技・演出のおかげで「これで良い、いやこれが良い。瑛太だ!瑛太しかいねェ」のように他の俳優さんも含め自分の中でそう思えるようになってました。特に主役の人が良かったです。 今回の映画化の仕方は、原作ファンには安心して観させてくれて、読んでない方にも十分楽しめて、(読んでない方が、より楽しめるかも)人によったら原作や作者に興味が持てる、お手本のような気持ちの良い映画化だったと思います。傑作では決してないですが。 これからの伊坂幸太郎作品の映画化はこれを参考にどんどん高みを目指してファンもそうじゃない人も楽しませてくれる傑作を作って欲しいですね。なので期待を込めて、この点数です。 「陽気なギャングが地球を回す」を観てがっかりした人もこれは良いので観た方がえっすよ。
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5つ星のうち 5.0
観る毎に心揺さぶられる快作。, 2008/1/27
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東京から仙台の大学に進学した学生が、下宿先の隣人から、遠い異国から来た外国人のために「広辞苑」を書店から盗み取ってくると言う、些細なしかし突拍子もない企みに誘われる事から始まる今作は、伊坂幸太郎の原作に忠実でありながら、小説世界でこそ実現可能と思えたミス・ディレクションなトリックを見事に映画的技巧を以って描き、しかも全編映画ならではのエモーショナルさを発散させる快作だ。 ここで描かれているのは、青春期における友情であったり、悪い事から目を背けない勇気、意思表示(行動)の重要性であったり、コミュニーケーションを取り合う事の難しさともどかしさであったり、そしてもちろん恋であったりする。 ミステリーの要素が魅力的なため、触れられないのが口惜しいのだけれど、劇中、前半と後半の二度に渡り反復される“回想”シーンの何と哀切に満ちた事か。 あたり前の事だけど、人間はひとりでは生きていけない。繰り返し繰り返し流れる、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が見事に作品世界にマッチしているし、アジアの小国から来た若者の視線を通じて、我々日本人が忘れつつある他者への信頼と熱いハートを思い出させてくれる。 主役2人のナチュラルな存在感(なんか言い回しがヘンだけど)が素晴らしい。 私はまず小説を読んで好感を持ち、劇場で観てその演出ぶりに感動し、更にDVDにて再見し、そして最も心揺さぶられた。 いい年をしてなんだけど、ボクはこの映画が大好きだ。
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5つ星のうち 5.0
近年最高作, 2008/9/23
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感動した。ネタがすべて分かってから再度映し出される、ディランを歌いながら段ボールを束ねるシイナの背中。 それを見つめるドルジの嬉しそうな気持ちがこちらにも伝わってくるカメラの視線。グッときました。 すべてがジンワリと染み入る感じが至極心地良いです。 瑛太君、濱田君、龍平君、みんなを見直しました。監督もしかり。 ネタバレ知らずに、先入観無しで見ることができたことを感謝します。思い出しただけでも泣きそう…。 セルの特典はタップリのメイキングと舞台挨拶、未公開シーン集…といったファンなら見ておくべき コンテンツだと思います。特にメイキングは必見。セル商品の醍醐味ですね。
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