伊坂幸太郎、映画化第1作目の「陽気なギャングが地球を回す」が伊坂・原作ファンとして非常に残念な作品?であり映画化だったので今回の映画も不安(作者と原作を知らない人が観て伊坂幸太郎オモンネーてなりそう)ながら観ました。が、今回のは思った以上に丁寧・原作に忠実な原作ファンとしても気持ちの良い映画化・映画でした。
この前の、お話にならない映画と比べてどこが良いかと言うと全部!!なんですが、特に良くて安心したのは、原作を「陽気な〜」みたくイジ繰り回してなく、無駄なエンターテイメントの要素なしで忠実にそして絶妙に省いて映画化していた所です。この絶妙さが映画監督のすごいとこなんだなと感心しました。そして、観る前は、あまり良いとは思わなかった俳優さんも観終わった後、良い演技・演出のおかげで「これで良い、いやこれが良い。瑛太だ!瑛太しかいねェ」のように他の俳優さんも含め自分の中でそう思えるようになってました。特に主役の人が良かったです。
今回の映画化の仕方は、原作ファンには安心して観させてくれて、読んでない方にも十分楽しめて、(読んでない方が、より楽しめるかも)人によったら原作や作者に興味が持てる、お手本のような気持ちの良い映画化だったと思います。傑作では決してないですが。
これからの伊坂幸太郎作品の映画化はこれを参考にどんどん高みを目指してファンもそうじゃない人も楽しませてくれる傑作を作って欲しいですね。なので期待を込めて、この点数です。
「陽気なギャングが地球を回す」を観てがっかりした人もこれは良いので観た方がえっすよ。