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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
面白かった!!,
By ぴろっこ (東京都北区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) (文庫)
昔と今が錯綜している構成が活きてる。言葉がリンクしてハッとさせられたり ちょっとしたエピソードで人物をより際立たせたり。 この方はキャラ作りが上手いのかな。 濃く思い浮かんで、それだけでも惹き付ける。 それと、気になるのは言葉。 「一緒に本屋を襲わないか」 目的は広辞苑 とか。 「神様を閉じ込めに行かないか」 突拍子も無いけれど ちゃんと収束して意味あるものに形を変える。 その持っていきかたが好み。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
すじがきに惹かれたものの・・・,
By ユカリンゴー "ゆかり" (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) (文庫)
「一緒に本屋を襲わないか」たった一冊の広辞苑のために本屋を襲う・・・この筋書きに惹かれ、ワクワクしながら読んでみました。 正直な感想、期待は大きかっただけに実際は、う〜んでしたね。 もっと、ドキドキするような展開がほしかったです。 最後は、とくに琴美と河崎の個人的展開の最後はあっけらか〜んでした。 しかし、全体としての最後は「へぇ〜、そうゆう事だったんだ!」と まぁまぁワクワクしました。 この作家さんは、たくさんの人も書かれているように、個性的な登場人物を描くのが うまいんだなと思いました。登場人物が繰り広げる会話は、このまま立ち聞きしていたいくらい 面白く、彼らが作り出す独特の世界が面白いです。伊坂さんが話を作っているのではなくて、 彼ら登場人物がストーリーを作っていて、私はそれを盗み見しているんだと思いました。 私は正直、伊坂さんの作品は好きではありません。 みんなが言うほどおもしろい作家さんかなと思いましたが、それでもやはり、手にとって筋書きを 見て読んでみたいと思ってしまいます。それは、やはり彼が作り出す奇妙な登場人物や世界観に惹かれて しまうのでしょうね。 最後に、この本の中に登場するボブディランの曲・・・。このストーリーにぴったりです。 この本を読みながらこの曲を聴いていると、現在のせわしない世界から解放されます。 本と一緒にもう一度ボブディランを聞いてみるのもいいのでは(*^_^*)
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
地味なイベントの積み重ねと思いがけない仕掛け,
By ラテンマン (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) (文庫)
本屋を襲って広辞苑を奪う,という現実ならば一生モノだが小説の作り話としてはいささか迫力に欠けるイベントからストーリーが始まる. 現在と過去の出来事が交互に展開されるが, 序盤は地味なイベントが細々と羅列され少々退屈である. 中盤からは河崎の病気や,ペット殺しとの関わりで興味を引きつつ物語は最終的な破局を迎える. この結末自体は予想通りであってストーリー的にはなんら意外なものではない. 意外なのはその見せ方である. 伊坂氏をこの種の仕掛けで読者を驚かせる作家とは考えてもいなかったこともあるが この手の小説にありがちな窮屈ですっきりしない感覚がなかったため 私自身はこの仕掛にはまったく気づかず十分楽しめた. またブータンの風習や宗教的背景,河崎のキャラクター,引用のよくわからない格言めいた言い回しも 作品のアクセントになっていて,琴美や椎名が振り回される感じがよく表現されている. こういう雰囲気を自然に表現するのはけっこう難しいものである. ただ,このキャラ設定に少々が無理があるように思う. 全体的なストーリーは重苦しい内容であるにも関わらず 河崎や麗子といったデフォルメされたキャラが目立ちすぎている. 他の伊坂作品ではこういったキャラがシリアスな状況でもどこか余裕を感じさせる軽やかな空気感を演出してくれるが この作品ではサスペンスにスラップスティックを持ち込んだようなチグハグな印象を受けてしまう. 小説の構成で星5つ,雰囲気に3つで,間をとった4つにします.
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