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アニマルスピリット
 
 

アニマルスピリット [単行本]

ジョージ・A・アカロフ , ロバート・シラー , 山形 浩生
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ノーベル賞受賞経済学者とベストセラー著者がタッグを組んで、かつてケインズが指摘したアニマルスピリットが経済を動かす仕組みを明らかにした本。
アニマルスピリットを、安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語といった要素に分け、それぞれがアメリカの1991年不景気(S&L危機)や、2001年不景気(エンロン問題)、2007年不景気(サブプライムローン問題)、また1890年代の不況、1920年代の過熱経済、大恐慌とどう関連を持っていたかを示している。
さらには、昨今の「100年に一度」の危機と、それに対する処方箋についても、著者二人の考え方に沿うかたちで手際よく整理されていて、経済の変動や経済危機に関する深い知見を得られる意欲作。

内容(「BOOK」データベースより)

既存の理論ではなぜ経済の変動を読めないのか。ケインズの知恵と行動経済学の成果を組み合わせて資本主義をもっと深く理解する。行動経済学という新興分野を活用して、経済の本当の仕組みを記述。人々が本当に人間であり、あまりに人間的なアニマルスピリットに囚われているとき、経済がどう機能するかを説明している。経済の本当の仕組みについての無知によって、資本市場の崩壊からいまや実体経済崩壊まで視野に入ってきた世界経済の現状がもたらされたことも説明した。

登録情報

  • 単行本: 323ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2009/5/29)
  • ISBN-10: 4492313982
  • ISBN-13: 978-4492313985
  • 発売日: 2009/5/29
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 これまでの行動経済学本にない読みごたえ, 2009/6/27
By 
道端 (大阪府) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: アニマルスピリット (単行本)
これまでの行動経済学を一般向けに解説した本は、それぞれのトピックに面白さはあっても、悪く言えば「こけおどし」的なものが多く、巷間言われている「面白さ」を感じることが、私にはできませんでした。一方、この本は、マクロ経済をテーマにした行動経済学書であり、また、行動経済学を踏まえたマクロ経済学書であるので、標準的な経済学との関係がよく説明されていて、「アニマルスピリット」の重要性、これからの分析の展望を知ることができます。現在の不況をテーマにしているので、より興味深く読むことができます。こちらの方でも、ありきたりの説明がなされているだけで総じて面白くない、現在の金融危機を扱っている本とは一線を画しています。
一方、個別の研究、実験にあまり踏み込んでいないので、これまでの行動経済学本のような楽しみは薄いかもしれません。アニマルスピリットのモデルへの導入のしかたも、この本だけではよくわかりません。
また、不況の処方箋について、日本でどれだけ参考になるのかがよくわからないのは結果的に残念ではあります。著者は現在の不況の中で貸し渋りを非常に重視していて、インフレ目標を設けることにも肯定的なようですが、これは日本とは環境が異なるように思われます。また、経済学が導く望ましい経済政策が世間の常識と異なるとき、何をすべきか、ということに触れていません。そういうことは難しいからなのでしょうか? そうであれば、たとえばインフレ目標のような政策などを実施するのは難しい、ということになります。
このような点を考慮すると、パーフェクトというわけではありませんが、経済学をあまり知らない人から、一通りの学習を終えた人まで十分に楽しめる本であると思われます。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 時間の無い方は、第一部の75Pだけでいいと思う, 2009/11/1
レビュー対象商品: アニマルスピリット (単行本)
ノーベル経済学賞受賞者のアカロフとベストセラー「投機バブル 根拠なき熱狂」著者のシラーの共著による話題の書が、早くも邦訳出版。まずは、このスピード感ある和書出版を成し遂げた翻訳者に感謝申し上げたい。
本書の原著は、昨秋の金融危機の直後に発刊されたようだ。そこが最大のセールスポイントだろう。
ようやくと行動経済学という考え方が新聞紙上にも出るようになり、効率的市場仮説による経済学を再考する流れになっているが、本書はそのさきがけと言えよう。
「貨幣錯覚」や「物語」が、経済や相場の変動の原因となるのだとする著者等の主張は、一読の価値がある。
よって、時間の無い方にはせめて第1部の約75ページだけでも、お読みになることをお勧めする。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 偉大な学者たちによる凡作, 2010/5/21
レビュー対象商品: アニマルスピリット (単行本)
この著作は情報の非対称性の問題を指摘したアカーロフと、経済変動がファンダメンタルズの変化よりも遥かに大きな規模で起こっているという実証分析をしたシラーという、二人の一流の経済学者による共著である。

内容としては、安心感、公平感、物語性、貨幣錯覚、などといった、現在の主流派の(合理的)経済学では否定されがちな論点を取り扱っている。通常、マクロ経済学者の仮定する、合理的な人間像からなるモデルでは取り扱いが難しいために、これらの純心理的な要素はまったく取り入れらていない。著者らは、しかし、ケインズが直感的に記述しているように、これらの「非合理的」は要素は経済の変動に大きな影響を与えていることを、多くの逸話を引用しつつ、指摘する。

著者たちの意見はしかし、多様な心理的な要素が働いていることを指摘するのみで、それらはどの程度重要なのか、さらにそれらを制御(それが可能だとしても)するために、どういった政策を、どのような基準において採用するべきかをほとんど示唆していない。

また、ややテクニカルなことを指摘するなら、多くの新しい行動経済学、行動マクロ経済学の研究もあまり引用していない。これは著者たちの経済学会における立ち位置を考えると、非常に不思議なことだと言えるだろう。

結果、20年以上前から続く、まったく同じような曖昧な話の蒸し返しになってしまっている。結論として、これは、功なり名をなした著名な経済学者の描いた凡庸な著作というのが私の結論であり、この本を読むのであれば、もう少し別の本、例えば「実践、行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択」などを読むべきである。
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