「アナーキー」、このバンド名に特別な思いを抱いている野郎は多いはず。
俺が中学高校の当時、レコードやテレビの中の音楽はみんな“大人”が作ってた。
作り手側が何だかすごく遠い存在に思えた。
そんなとき、やつらの歌が聞こえてきた。単純明快。ガキどもが叫び、楽器をかき鳴らしていた。
今改めて当時のシーンを見ると、ホントにマジメな青年たちだったんだな、というのが率直な感想。
いや、皮肉じゃなくて。
ロックンロールにマジメで、曲作りや演奏にマジメで、
そしてレコード会社や先輩やスタッフに対してマジメ。
パッと見のワルさと、芯のマジメさを両方もつことで
頭一つ抜けた存在になれたんだなーと改めて感じた。
(でもホントに80年代当初は彼らのようなスタイルは“反社会的”とレッテルを貼られ、
大衆社会で受け入れられることはなかった。
だから「アングラ」「サブカル」とかいう、細々とした社会が並行して存在していた。)
マンガ
BORDER―迷走王(狩撫麻礼&たなか亜希夫)で主人公がブルーハーツを例に出して
「普段真面目でストイックな奴らがステージで暴発するのが好きなんだ。」と語っていたのを、地でいく感じ。
だから今でもアナーキーとして走り続ける奴らはかっこいいし、
俺らが今でもアナーキーの音楽やスタイルを追い続けることがカッコよく思える。