内容(「MARC」データベースより)
子どもから科学者まで、詩人から政治家までの心を飛躍させ、思考・発見・創造を導く類推=アナロジーの利用を支配する基本原理を解説する。
出版社からのコメント
アナロジーの力 人はつねに理詰めに思考するわけではない。直観、あるいはひらめきと呼ばれる思考の一挙の飛躍、アナロジーの働きが、日常生活でも科学研究でも頻繁に生じている。このアナロジーの機序と条件を詳しく解明して、認知科学の新生面を拓く。
抜粋
アナロジーの、もうひとつの根本的な役割は、感覚から得ることのできる情報以上のものを理解することである。たとえば、雷の音を聞くことや、光を見ることはできるが、どんな多くの感覚的経験を積んでも、音や光が目に見えない波動によって伝搬されているなどというアイディアを生み出すことはできないであろう。人類はいかにしてヒトとなったのか、あるいは私たちの死後はどうなるのか、などの、さらに基本的な問題に対して、いたいどのようのしたら答えを出すことが出きるのだろうか。このような問題に答えるためには、直接的な経験を超えるアイデアを心の中に作り出さなければならない。(「はじめに」より