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アナトリア発掘記  ~カマン・カレホユック遺跡の二十年 (NHKブックス)
 
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アナトリア発掘記 ~カマン・カレホユック遺跡の二十年 (NHKブックス) [単行本]

大村 幸弘
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本隊が初めて発掘権を獲得したカマン・カレホユック遺跡。オスマン時代から前期青銅器時代までの文化層を二十年にわたり掘り下げる。ヒッタイト崩壊後の「暗黒時代」解明のカギを握る曲線文様土器、ヒッタイト帝国時代に「鋼」の登場を告げる鉄片、古王国時代の巨大穀物貯蔵庫と大量の炭化小麦、アッシリア商人居留地時代の終焉を伝える焼土層の人骨―出土した遺構・遺物を分析し、五千五百年の歴史を考察する。「鉄」を追い求めた前著『鉄を生みだした帝国』から二十余年、そののちの展開をつづった待望の書。

内容(「MARC」データベースより)

日本隊が初めて発掘権を獲得したカマン・カレホユック遺跡。曲線文様土器、鉄片、炭化小麦、焼土層の人骨…。20年にわたり掘り下げてきた著者が、出土した遺構・遺物を分析し、5500年の歴史を考察する。

登録情報

  • 単行本: 214ページ
  • 出版社: NHK出版 (2004/5/30)
  • ISBN-10: 4140019972
  • ISBN-13: 978-4140019979
  • 発売日: 2004/5/30
  • 商品の寸法: 17.8 x 12.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 405,677位 (本のベストセラーを見る)
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By moma
形式:単行本
  遺跡発掘に興味を持った小学生は、早稲田大学を卒業後、ヒッタイト文明
の鉄の秘密を解き明かすことを夢見て単身トルコに渡り、アナトリア文明の
2人の碩学の元で考古学を学ぶ。そしてついにカマン・カレホユック遺跡の
発掘調査を指揮・監督する僥倖を手に入れる。1984年に始まった発掘調査は
今年で20年を迎えようとしている。

  この本はその「中間調査発表」である。遺跡発掘の全てがわかる本である。
考古学者は何を考えて遺跡を選ぶのか?どのように掘り進めていくのか?
得られた遺物の解釈は、そしてその年代推定は?すべてが実に面白い記録である。
  学問的に極めて正統な手法で調査が進められているのが、門外漢の私にも

理解できる。余りに生真面目すぎるのが、ただただ尊い。この学問への誠実さ
には頭が下がる。壮大なスケールの学問体系がこの世の中にはあるのだなと、
圧倒されてしまう。
  著者を初めとする日本人5人の調査隊、そしてその資金をこれほどの長き
に渡って援助し続ける日本の企業。学問的にそして精神的に事業を支えてきた

皇室関係者。全てが、なんと誇らしいことか。

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By ボヘミャー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
トルコに興味があったので手に取った。

トルコの文明論的なことよりも「発掘というモノがどのようになされるのか」の
実際的記述に迫力がある。

発掘されたからといって、すべてが明らかになるわけではなく
その調査隊の調査方針に、結果などが大きく左右される。
その調査隊が興味のないことやモノは、発掘されても捨てられてしまうか、
そもそも発掘されもしない。

もし自分が本当に知りたいことを、発掘によって突き止めようとするなら、
自分が中心になった発掘隊を組織するしかない。
これを著者は「自分の遺跡を持つ」と表現している。

さらに自分に重要なアドバイスを与えてくれる師匠の存在。
彼との出会いと話し合いのなかで、著者の考え方が大きく変わっていく。
それまで自分のテーマを突き詰めることが発掘調査だと思っていたが、師匠はいう。

「発掘というのは、何かを見つけたい、何かを調べたいといった目的を振りかざしても、ほとんど意味がない。
掘れば掘るほど新しいモノが次々に出てくるのだし、その遺跡が語りかける事柄もそれにつれて変化していく。
だから個別の目的など持たない方がいいし、持つべきではない」

「考古学の究極の意義は、当時の世界を復元することであり、歴史の流れを把握すること。
掘る遺跡はどこでもいい。とにかくひとつの遺跡を上から下まで丹念に掘り下げ、
歴史の積み重なりを正しくとらえることだ」

こうしたアドバイスを受けて、著者は、基本にきわめて忠実な発掘方法を採り、実際にそれを実践する。

最後には、こうした実際の発掘作業から導き出されるヒッタイト人たちの無敵の強さのひみつ。
鋼の開発とその独占についての論究へといたる。
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