お待ちかねの「2」が出ました!
これはほんとに面白い本です。
スケールアヴィエーション、ネイビーヤード、アーマーモデリングといった模型雑誌でそれぞれ連載されていたものをまとめたものです。
作者であるこがしゅうと氏が、愛してやまない兵器たちを独断と偏見の視点で解説しているのですが、まずイラストが秀逸。「うまい」とか「精密」といった言葉では表現しきれない、まさに作者のこだわりがそのままイラストに描かれており、とにかく見ているだけでも面白い。そこにプラスして独特の語り口の解説がこれでもかとみっちり書き込まれているので、二度楽しめます(お腹いっぱいになれますw)。
私はミリタリー素人ですが、航空機編では比較的知った名前が出てきます。が、なぜ「紫電改」ではなく「紫電」なのか?それも数ある派生機種のなかでも一一甲型なのか、など、それだけでもありきたりな解説本とは違うのだろうなと思います。
日本の戦闘機だけではなく、MiG-15やOV-10ブロンコも解説されていますが、MiG-15をなぜ取り上げたかというと、あのB29に一発かまして引導を渡してくれた戦闘機だから、というあたり、思わず目頭が熱くなってしまいました(笑)。
他には、「彗星」「橘花改」「鍾馗」「イ号1型誘導弾」などです。
「3」では、ぜひ、発動機編を書いていただきたい。氏による星型エンジンの解説編とか出たら、絶対買いますよ!
さらに艦艇編では「なんじゃこりゃ」というようなフネたちが紹介されます。
「二等輸送艦」「特四式内火艇」って、なんですか、それ?
しかし、これがまた面白さ全開。解説を読んでいると失敗作っぽいのですが、なんとも憎めないフネたちです。
他にも「呉二号五型射出機」って、フネですかそれ?みたいな・・・
「巡潜乙型」「十七メートル内火艇」もあります。
陸軍編は「八九式中戦車(イ号)乙型」をじっくりと解説。
砲塔上面部の神業のような仕上がり具合などは、私が抱いていた戦時中の日本の技術レベルに対する思い込みをひっくり返してくれるものでした。一見クールな毒舌の中に、こういった愛情が垣間見えるところも、こがしゅうと氏の魅力ではないでしょうか。
長々と書いてしまいましたが、とにかく面白い。
とりあえず本屋で見かけたら手にとって見てください。その後は帯に書いてあるとおりです。
「そのままレジに直行セヨ」