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アド・バード
 
 

アド・バード [単行本]

椎名 誠
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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第11回(1990年) 日本SF大賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

カタストロフィのはるか後、異常生物が徘徊する腐敗都市。そこは“広告”が支配する驚愕の未来だった。黄金時代のSFの香気がただようファンタスティックなシーナ・ワールド。第11回日本SF大賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 393ページ
  • 出版社: 集英社 (1990/03)
  • ISBN-10: 408772736X
  • ISBN-13: 978-4087727364
  • 発売日: 1990/03
  • 商品の寸法: 19.8 x 14.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 445,479位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tks
形式:文庫
椎名SFワールドの原点。椎名誠の本で、一番売れてるのはおそらくエッセイ・旅行記なのだと思うけど、(amazonの「売れてる順番」でもそうみたい)
ぜひともこの「アド・バード」、「水域」、「武装島田倉庫」のSF3部作は読んでほしい。

SFは科学半可通のカタカナ連呼小説ではない。知識によるものではなく、発想のトビかたで勝負するものだと思う。自分にとってのSFの魅力は、「まるで映画みたいに別のおかしな世界を構築して、新しい世界の中を旅することで、今自分がいる世界のおかしさを再発見できること」だと思っているのだけど、この「アド・バード」はSFの魅力が満載だ。

 近未来の、赤茶けた鉄錆の世界と、そこで生きる人々。酸性雨が降る中の奇怪な生物。
その中の人々はどれも人間くさく、奇妙な生活を営んでいる。
 多くのSFが、世界の描写を際立たせるためにストーリーはかなりシンプルなものにしているとおり、「アド・バード」の筋立てもシンプルだ。知識から造った世界でもない。

 ここにあるのは椎名誠の発想から生まれた奇妙な世界と、筆力によってぐいぐい展開するストーリー、読み終わってから、周りの世界が急に奇妙なものに見える読後感だ。

このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nmd
形式:文庫
この世界、とてつもなく寂しい。寂しくて暗くて埃っぽくて、水も食べ物も十分な量がない。貪欲にして醜い虫たちが蝕む果てしない自然は危険に満ち、またそれを覆い尽くさんばかりの、無遠慮で馴れ馴れしい“広告”の洪水は心を蝕んでいくよう。そんな変わり果ててしまったアド・バードの世界がなぜかたまらなく懐かしいのは、一歩間違えば我々の世界もこういう未来を迎えていたかも知れないからだろう。

この本は小説や漫画といった日本のインドアな文化が「物心」つく少し以前の、まだ文化的な退廃が始まっていない頃の健全なSF小説である。またSFを書くなんてほとんど知られていない椎名誠が作者である。故に読者に媚びるような陳腐なお約束や、現代のアニメやゲームに見られるやや鼻につく嘘っぽい世界とは全くの別物。そこにあるのは健康指向の小奇麗な分明ではなく、古臭く泥臭くうさん臭いひたすら怪しい未来分明。その怪しさが意外なほど新鮮に、かつ現実味を帯びて迫ってくるので、古い和製SFだからといって我に返る暇は一切ない。現実を忘れて旅立つつもりで読める名作。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
椎名さんはいつも旅をしてビールを飲んでばかりいる人ではない。
本来はこういうSFを書く人だったのだ、と思い知る一冊。
奇怪な名前の生物が多々登場する未来社会。
気色悪いのとかもいて、ひぇぇと読み進み、最後のシーンでほっとした後に心に残る不思議な感覚。これがたまらない。
椎名さん、この頃SFの新作が出ないのですが、読みたいなぁ。
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豆知識
本書の感想は他多くのレビューを読んでいただくとして…
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投稿日: 6か月前 投稿者: momokera
少し寂しい,爽やかヘンテコ冒険小説
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投稿日: 7か月前 投稿者: どらどら
シーナ氏のSF的想像力はどこからくるのか?
... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: みのり
こてこてのSFではないのだけれど、凄く面白い
先ず最初にこの本に抱いた印象は、「ぶ厚い」でした。ですが、章節が細分化されているので、読んでいて読み終わるのが果てしなく先には思えず、すらすらと読めました。続きを読む
投稿日: 2010/5/26 投稿者: カムパネルラ
SF史に燦然と輝く駄作
独創的な文体、奇抜な情景描写の点では『あやしい探検隊』や『国分寺書店』のほうがずっとSF。
寡占企業と宗教団体の結びつきという構想も細部が安直。
投稿日: 2009/9/23 投稿者: スマップ提督
《少年マンガ》みたいな面白さ。
奇才《椎名誠》氏による、《異常生態系SF》の傑作。あの《日本SF大賞》受賞作ということで、ちょっと身構えて読んだのですが、これがまるで《少年マンガ》みたいに面白い... 続きを読む
投稿日: 2009/6/3 投稿者: 新谷広規(詩人・歌人・面白研究家・サラリーマン)。
この世界、波長があえば行かれます
椎名誠のSFは、周りの世界を良く知らない若者が主人公であることが多いですね。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/7 投稿者: なみの
登場人物が魅力的
これを読んだのは二年前ですが、面白かった記憶は今でも鮮明に覚えてます。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/6 投稿者: "ともえいこ"
2004 4月13日現在最高
まじ面白かった。
それ以外言う事ね~!
投稿日: 2004/4/13 投稿者: "smjt5018"
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