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アドルノ入門 (平凡社ライブラリー)
 
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アドルノ入門 (平凡社ライブラリー) [単行本]

ロルフ ヴィガースハウス , Rolf Wiggershaus , 原 千史 , 鹿島 徹
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

否定弁証法的哲学と先鋭な文化批判を機軸とする社会理論が、美的仮象における和解の瞬間をすくいとる美学理論に結晶する経路を示し、美学においてクライマックスに達するアドルノの思想を再現する。

内容(「MARC」データベースより)

否定弁証法的哲学と文化批判を基軸とする社会理論が、美的仮象における和解の瞬間をすくいとる美学理論に結晶する経路を示し、美学においてクライマックスに達するアドルノの思想を再現する。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 284ページ
  • 出版社: 平凡社 (1998/09)
  • ISBN-10: 4582762611
  • ISBN-13: 978-4582762617
  • 発売日: 1998/09
  • 商品の寸法: 15.8 x 11.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 312,149位 (本のベストセラーを見る)
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By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:単行本
フランクフルト学派のキーパーソンの一人、アドルノ。
卓越した作曲の才をも併せ持っていたこのドイツの哲学者の、哲学、社会学、美学と、分野越境的に思考したその仕事とその痕跡を再現していく入門書。ドイツ語の原書の日本訳であるが、語の方は簡易で分かりやすい。

アドルノの哲学でまず問題になってくるのは否定弁証法である。
主観と客観、という二元論をいかに超克していくのか。アドルノは完全無欠の主体的な主観(あるいは理性)と、完全に従順な客観(あるいは事物)の関係、つまり単純な合理主義を認めない。あるのは、「主観の過剰」と「客観の優位」である。それこそが同一においてもなおそこに内包される「非同一性」である。彼のこの考えは、同時代に産声を上げたフロイトのメタ心理学的な精神分析の「無意識」の概念とも深く共鳴する。
「私の知らない<私>がいる」。この時代に、人間の主体性をつかさどる理性の独壇場は揺るぎ始めた、ともいえる。

二つの世界大戦に代表される科学技術の発展による自然の支配。それは主観(人類)による客観の(自然)の支配が完遂されたように見えるが、そうではない。アドルノによればそれは<自然のとりことなった自然支配>なのである。太古の歴史以降、人類は自然と縁を切り、それとの関係を<支配―従属>の関係に置き換えた。そうすることによって、人類は自然への恐怖を、いわば「紛らわせてきた」と、アドルノは強く批判する。

自由主義以降の世界で、個として人間がいかにか弱い存在であるか。それはエーリッヒ・フロムの仕事とも重なるが、個人の孤独と集団への埋没を暴き出した、孤高の哲学者の入門書。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書は、その思想が極めて難解なことで知られるアドルノへの最良の入門書である。
 アドルノの主張を断片的にテーゼとして取り上げるのではなく、哲学、社会理論、美学を、それらの関連を明らかにしつつ論じている。その結果、アドルノの思想の全体像がとても明確になった。これが本書の最大の長所だ。本書を読めばアドルノがアクチュアリティーに富んだ思想家であることがわかるだろう。
 ところで、近年、アドルノ関係の書籍の翻訳等が続いているが、文明の為に喜びたい。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
入門書ということなので割と気楽に読み始めたのですが、中盤くらいまではかなり難解です。しかし、もう一度気合を入れなおして読んでみると、専門用語は少なく文章も適正、アドルノやフランクフルト学派についての事前知識がなくとも読めるという意味においては確かに入門書といえるでしょう。ただし、単純にアドルノの哲学を解説するだけの本ではなく、場合によっては批判的・懐疑的な問いかけもみられ、その先を考察する姿勢が見受けられます。なので、論文ではないにしろ、簡単な入門書と思って読むと割とハードだとは思います。まあ、じっくりと読めば理解が難しくない本であることは間違いないのですが。どうも、原書のタイトルでは「入門」とつけられていないようですが、訳者があとがきで入門書ととらえているようなのでこの様なタイトルとなったのでしょう。
また、訳者が他のアドルノ入門書を紹介しているのでそちらも読んでみようと思います。なんと言ってもアドルノの入門書は少ないので、この本に早く巡り会えたことは僥倖といえます。
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