アドラー心理学とは何かを知りたい人向けの一般書です。
平易な言葉で、さらりと読めます。
原因ではなく目的を考えること、3つの人生の課題、誉めるよりも
励ますことの重要性、責任についてなど、アドラー心理学での
基本的な考え方がいくつかの例をもって示されています。
例で示されているもののうちいくつかは、育児や教育の
現場でも応用できると思います。
他の方で論拠が弱い、といったようなコメントがありましたが、
現代アドラー心理学では前置きで説明されており、本書では
説明されておらず、アドラー心理学のエッセンスはこういうもの
です、という説明に絞られています。
なお、「はじめに」の項で「7つの習慣」や「人を動かす」が引き合いに
出されていますが、それぞれごく一部でアドラー心理学に近い考え方
が出ていたり一部引用されているだけで、中身はかなり違います。
また、本文中十数回にわたり「ねばならない」と出てくるため違和感を
感じる方もいると思います。しかし、読みやすさで言うと既出のもの
ではかなり優れていると思います。