アトリエシリーズの集大成的なヴォーカル・アルバムということですが
個人的にはアトリエをプレイした経験が無い人にも余裕でお勧めのCDです。
まず歌のメロディが本当に良いです。
「フォルクスリート」は民謡を意味するだけあって、どこか北欧辺りの
民族音楽的な香りのするメロディなんですが、それがベースにありながら
よりポップでキャッチーなものになっていて、非常に聞き入れやすいです。
その歌を歌っているヴォーカリストの方々も素晴らしい。
特に母性的な感じすらする包容力のある歌を聴かせる井上さん、
歌う事の根源的な喜びを思い出させてくれるような暖かな歌声の
霜月さん(大ファンです)、芯の通ったヴォーカルに心地良いビブラートで
酔わせてくれる太田さんの声は特にお気に入り。
欲を言えば、高橋さんの語りはもっとちゃんと聴きたかったです。
ただ、4曲目のデュエットは勘弁して欲しいです…
声質が絶妙に合ってない上に、ハモり部分でビブラートの波長が全く
噛み合ってなかったり、語尾を伸ばす長さが違っていたり…
正直言ってどっちがだけにしてもらいたかったです。
そういう訳で不満も無いわけではないんですが、全体的に見たら
なかなかの名作だと思います。ちょっと精神的に疲れているときに、
「バウムクーヘン」「ボクの決意」辺りを聴くと癒されそうです。
心地良い世界観に浸りたい方は是非聴いてみてください。