最長不倒距離を走り続ける大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第30巻。ドイツでの60巻の区切りを迎える本巻は、マールとシェールが担当します。尚、ここまでの作家別登場回数は、ダールトン22、マール18、シェール11、ブラント5、ショルス4という順位になります。ローダンは姿なき敵の挑戦に苦しむアルコンのロボット摂政と同盟を結び、超重族タラモンを配下に加え、アルコン艦隊の3/4の指揮権をも得る事に成功しました。
『無からの帰還』クルト・マール著:惑星ミルサルの町の住人が次々と姿を消してゆき、ゴースト・タウンとなっていくのをローダン達は為す術もなく見つめている他なかった。しかし、ミュータントのロイドと地球軍ルゥ少尉は、バリア・フィールド・ジェネレーターを改造して敵のいる世界へ潜入する事に成功する。ローダンは危険を回避する為にミルサルから人々を疎開させる作戦を敢行する。『アトランティス要塞』K.H.シェール著:ローダンの友人となったアトランは姿なき敵の存在を教えられて遠く一万年前に遡る記憶が甦り、驚くべき事実を語り始める。アルコン帝国は昔メタン生物との間で戦争を繰り返していた。提督アトランは地球に派遣されアトランティス帝国を築き上げる。しかし或る日、別種で未知の目に見えない敵が襲来し、帝国潰滅の危機に陥ったのであった。
本書で齢一万歳を越える不死身の提督アトランの秘密が明かされます。彼は永遠の生命を約束する細胞活性装置を身に帯び、更に論理セクターで判断してくれる付帯脳を持っていたのでした。ローダンは今後、異次元界に潜む敵に挑んでゆきます。人類未踏の領域に突入する物語は、何時までも何処までも果てしなく続いてゆくでしょう。