今作は、とにかく細かいところまで練りこまれています。
操作周りですが、Xボタン押しっぱで、不要な会話シーンは早送りできます。
スタートボタンでムービーシーンもスキップできます。
悪魔合体は逆引き検索こそ無いものの、合体表内を十字キーすること&継承スキルが固定になったことによってチェックが楽になっています。
Bボタン+十字キーで、カニ歩きもムーンウォークもできます。
マップは常に表示+オートマッピングで、今は入れない隠し扉などを見つけてもちゃんと記録されます。
LRボタンで階層切り替え、タッチペン操作でスクロールにより、移動中なら常にそのエリアのマップ全体を確認できます。
戦闘中も下画面(+LR)で敵味方の状態を確認でき、Yボタンでカジャ系や状態異常もチェックできます。
また、DSらしく名前や悪魔パス入力などには、きちんとタッチペンが使えるようになっていてこれも便利です。
これらの配慮の数々を土台に、歯ごたえあるバランスのゲームが乗っかっています。
たとえば、バトルですが、不用意に突っかけると簡単に主人公が死にます。
特に正体不明の敵やボス、隠し敵はかなり強力で、時には一方的にすり潰されることもあります。
とはいえ場当たり的な対処でもギリギリ凌げるし、周到に準備すれば安全に進むこともできます。
また、ダンジョンは仕掛けが多く迷いやすいので、とにかくストーリーを進めたいという人には厳しいくらいの作りです。
しかし、迷った先も宝や隠し通路、ミッションの依頼者など、迷うことでも得ることのある作りにもなっています。
また、ターミナル(セーブ&帰還地点)やヒールスポットなども適度に配置されていて、撤退や休息を重ねながらの正に探索が味わえます。
しかし、残念ながら減点要素もあります。
マップに自分でマーキングする機能が無かったことです。
ほとんどの要素はマップに表示されるのですが、メッセンジャーの位置等がマップに記載されないので、そこを自分でマークできたら満点でした。
悪魔合体はデビルソースでスキルを加えることができる(この際に○×で好きな組み合わせを探せます)ので、手軽にいろいろなスキルを持たせられます。
また、デビルソースは悪魔によって特殊なスキル(○○耐性や全体技など)が入ってることも多く、いろいろな悪魔からソースを取り出すのが楽しいです。
これらによって、以前のように「材料の材料の材料から・・・」という作業は必要なくなりました。
それが残念な人もいるかもしれませんが、初めての人には分かりやすくなったと思います。
あと、パス入力による悪魔召還も良いアイデアだと思います。
グラフィックは古めかしいドット絵ですが、悪魔はこまかくアニメーションしていますし、舞台の雰囲気も損なわれてはいません。
音楽はいつも趣を変えていますが、重々しさや怪しさが非常にマッチしています。
これについてはイヤホン・ヘッドホンないし外部スピーカーを通して聞いてもらえると良いかもしれません。
本体スピーカーとはかなり違った迫力のある音が楽しめると思います。
ずいぶん長くなりましたが、総じてこのゲームは高品質で、長く楽しめるものとなっていると思います。
3DダンジョンRPGが好きな方、真・女神転生シリーズに触れてみたい方、
ただ漫然と敵を倒して進むだけのゲームに飽きた方、さまざまなシステムを相手に手探りする楽しみを見出したい方などなど、多くの人にオススメできます。