スウェーデンのメロディックロックバンドの6th。単に“北欧”的な哀愁のメロディーというだけでなく、プロフェッショナルなソングライティングに裏打ちされた高品質な作品を生み出し続けているバンドです。個人的には、単にメロディーが良いというだけでなく、そのメロディーが最大限に聞き手の心を捉えるように、コード進行やアレンジが考えに考え抜かれていて、聞き手のハートを鷲づかみにして離さないソングライティングがこのバンドの最大の魅力だという気がしています。
さて、本作は結論から言うと、好評だった前作『Above & Beyond』の原点回帰路線を正統的に継承・深化させた作品で、Bad Habitにしか出せない迷いのない神がかり的な美メロ&コード進行を聞かせてくれます。
あえて前作と比較すれば、曲ごとに出来のばらつきも若干あったけどインパクトのある曲もあった前作よりも、一聴すると単調と感じるかもしれませんがアルバム全体としての質が高い気がします。つまり、曲ごとのキャラクターというよりはアルバム全体の統一感とか質の高さにこだわった作品で、聴くごとに魅力が分かってくる作品という感じです。
#1は2nd『Revolution』収録の”Hunger”を彷彿とさせるキラーチューンです!爽やかながらどこか切ないハードポップの#2や#3、『Adult Orientation』収録の名曲”If I Could Do It All Again”の系統を引き継ぐ叙情的な#7、などなど・・・聞きどころが満載で捨て曲など皆無です!
近年はTREATの復活作はじめ、北欧ベテラン勢の作品は(一部を除いて)どれもはずれがないですが、本作は北欧シーンをさらに盛り上げてくれそうです!!