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本作はレイザーライトにとってはデビュー作かもしれないが、リスナーはこの手のサウンドなら以前にも耳にしたことがある。そう、オアシスのギャラガー兄弟のナンバーだ。あの兄弟の勝手気ままな傲慢さは、ソングライティングの天才だと自負するフロントマン、ジョニー・ボーレルの中にも反映されている。あるいは、リバティーンズのナンバー。リバティーンズがレイザーライトと分かち合っているのは、ロンドンのことを酔いどれロックンロール・ドリームの街だとするロマンチックな視点だ。この代表的な2組のサウンドが、おそらくレイザーライトのサウンド――少々あぶらぎった革ジャケットを着る悪ガキのようなクールなセンスで、シャウトするコーラスを聴かせる――の中にはうまく包み込まれているのだろう。
だがそんな単純な方程式で語られる以上のものが、彼らには間違いなくある。ボーレルが語る流行のクラブやかわいい女の子の物語に独創的なところは別段ないが、ボーレルの作るナンバーは、ここぞというころで情熱に満ちている。たとえば息を飲むような「In The City」を聴いてみてほしい。このナンバーでは、熱情をみなぎらせたボーレルが10代の頃のボブ・ディランのように矢継ぎばやに言葉を吐きだしている。本作のハイライトとなるタイトル曲は、夜明け前の街路を歩く様子を歌った美しい曲だ。そして衝動に突き動かされる「Rip It Up」が教えてくれるのは、レイザーライトが70年代パンクの先駆者テレヴィジョンの『Marquee Moon』のギターサウンドをそっくり盗み、インディークラブ向けの扇動的なダンス・ミュージックへとふくらませることで、奇妙なパーティー・ナンバーを生みだせるという事実だ。(Louis Pattison, Amazon.co.uk)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ポスト・ストロークスともいえる4人組のデビュー・フル・アルバム。プロデュースはあのスティーヴ・リリィホワイトが担当し、シンプルかつソリッド、メロディアスなロックンロールを聴かせてくれる。
Album Details
Japanese pressing of 2004 album includes 3 bonus video tracks 'Rock n Roll Lies', 'Stumble & Fall' & 'Golden Touch'. Universal.